ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

おりん座布団作り方要領

2014-01-11 18:03:47 | とんぼ手帖

 

おりんの座布団のカタチから、なんとなくこうではないか…とわかった(気がした)ので、

作ってみようと思いたちました。やめときゃヨカッタ…。

いやもう時間がかかりすぎ…です。予測で作っているのですからしかたないのですが、

とにかくパーツひとつをつくるのにちょっとビミョウな調整が必要で…。

なので、とりあえず、このパーツを作って組み合わせるんです…のところまで、やってみます。

 

と、その前に(これが多いんだ私は)、仏具のことについてはよく知らないので、

仏具やさんを覗いたら、当然「おりん」にもサイズがあるわけで、販売されてる座布団も、

「○号おりん用」なんてかいてありました。まぁおりんが乗ればいいわけですからして、

私はテキトウ寸法でいきます。すみません。

 

それと、昨日、もうひとつを「ひし型」と書きましたが、これは出来上がりの柄がそうなるので

つい「ひし型」と書きましたが、実際にカットするときは「正方形」の布です。

これも、別立てで作り方を載せる予定です。

 

では「つまみ細工」の要領の「花型座布団」製作開始…。

つまみ細工は、基本の作り方として「丸つまみ」と「剣つまみ」があります。

花型座布団は、この「丸つまみ」の要領です。折り紙でやってみますと…。

まず三角に折り、左右を真ん中に向けて折ります。

 

真ん中を山折りにして、こういう形にします。

 

かんざしの細工は、これを羽二重などで作って、いくつも並べるわけです。

 

紙だと折れてしまいますが、要は膨らませるとこうなります。これだとわかりやすいでしょ。

 

おりんの花型座布団も、これなわけです。これに綿をいっぱい詰めるんですね。

おりん座布団は、このままではなく、これをひっくり返します。

かんざしの場合は小さいですから、丸い台紙の上に、カットしてピンセットでつまんだこれを

そのまま貼り付けていくわけですが、おりん座布団は、貼り付けませんで、縫い合わせるわけです。 

「ひっくり返す」というのが、わかりにくいと思いますので、ここからは実践編。

本来、金襴などで作るのですが、あれは糸がほつれやすいので、

トツプ写真の木綿でやってみます。

柄はすごいけど、もしできたなら、なんと素朴なおりん座布団…。 

 

ゲンブツを大まかに計りましたら、対角線が18~19センチくらいの正方形、

はっきりしないので、一応縫い代を5ミリつけた、17センチ角の正方形でやってみました。

まず正方形を切り出しますが、あとで綿を入れて綴じてますので、

縫い代は5ミリですが、ほつれやすい生地ならばもう少し広くとってカットします。

 

三角に折って、綿入れ口を残し、縫い代5ミリで、縫い合わせます。

あとで裏返しやすいように、角は縫い終わったら少しカットします。左の赤い点が綿入れ口です。

 

裏返します。この座布団は、最小的に角は全部中に入りますので、

神経質に角を出さなくても大丈夫です。

 

とりあえず、綿を入れる前に、これから先どうするかをお見せします。

折り紙と同じようにしますので、三角のてっぺんを下にして、左右を前で合わせます。

それから真ん中を折ります。

 

これをひっくり返します。これだけでは何がどうなるのか、さっぱりわかりませんが…。

 

ここから綿を入れますが、これが厄介です。

つまり座布団のように平均して入れると、きれいにできません。

こんな感じになりますから、最初から「折れる」とわかっているところは少なめに、

真ん中はふっくらと…言うのは簡単なんですが…。

 

これをさっきの折り紙のようにするとこうなります。でぶっちょさんになりました。

 

とりあえず扱いにくいので、裏側をザクザク綴じました。

 

これがどうなるかと言いますと、こうなんです。

赤い線でひいたところが、同じところ。ここまで来ると「あぁ」とわかりますよね。

 

わかったはいいけれど、ここからがさぁたいへん。

キレイに入れたつもりが、ひっくり返してみたら、中側がよれよれだったり…

パーツのカタチはうまく同じになったのに、矢印のところ、綿が少なくてふにゃってます。

 

だからと言って、たくさん綿を入れればいいかというと、これがパンパンになって折れてくれない…。

いやもう一個作るのに、えらい時間がかかりました。

もちろん、やってみると要領がわかるのと、これはおそらくですが、これを最終的に6個、

つなぎ合わせて(中を綴じて締めるつもり)引きますので、多少よれていても、

お互いくっついて作用しあう部分もあるかとは思っているのですが。

それと、これは手芸綿ですから「ふわふわするけどへたる」のです。

綿の特製と形をよく考え合わせて詰める必要があります。

 

というわけで、とりあえず一個はなんとか作りました。

今度はさっき綴じ合わせたところを、綴じながら糸を引いて縫い縮める…もぅ、ターイヘン。

できるだけ☆印が近づくように…。

 

するともう、なんだかわかんないモノができました。笑えます。

 

でもこれであってるんです。

 

こうですね。これを6個あわせるというわけです。

 

やってみてこれほど納得できないものもありませんでした。

作り方や綿の入れ方…はわかったのですが、どうにも作りにくいのです。

でも、とにかく同じような感じで、いずれ6個作ってみようと思っています。

これこそ、いつになったら…ですね。

とりあえず、こんな風に…という程度で、今回はご勘弁ください。

 

四角をつなげるほうが、まだラクなので、とりあえずこれはここで中断して、

あの「ひし型」になるほうを次にやります。

あ~くやしい~~。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2014-01-11 20:22:20
まぁ、早速ご苦労しながら教えて下さって
ありがとうございます。
これは慣れないと大変で、やっぱり格好
ものなんですね。
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Unknown (とんぼ)
2014-01-13 19:12:57
陽花様

六個作ってまとめると、また違うと思うのですが、
一個のカタチを整えるのがたいへんでした。
それと、中身の綿も、違うのですよね。
その辺かなぁと思います。
ザセツです~。
返信する
大変みたいですネ~ (Chicolet)
2016-08-11 10:53:41
作り方を検索していたら
たどり着きました❗
ありがとうございます(*^^*)
返信する
Unknown (とんぼ)
2016-08-11 20:29:46
Chicolet様

コメントありがとうございます。
作り方はわかったものの…です。
いつかトライしたいとは思っていますが…。
返信する
Unknown (はじめまして)
2018-05-19 18:33:41
なんとなくおりんの座布団を作ってみようと思いこのブログに辿り着きました。
ブログをお手本に作ってみましたがなかなか大変ですね(^^;;
綿を入れすぎて三角から縫い合わすのが指が痛く大変でした。

面白かったのでまた挑戦しようと思います(o^^o)
返信する
Unknown (とんぼ)
2018-05-19 22:21:39
はじめまして様

コメントありがとうございます。
何個か作ってみれば、綿を入れるコツとかもつかめるのでしょうけれど、
1個でヘタレました。
「その2」のほうが楽なので、大小作っています。
おりん座布団じゃなくて、別のものに使ってますが…ははは。
がんばって挑戦してみてください。
返信する

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