HOLA!
お久しぶりです。
なんと!!今年に入ってから初めての投稿。
卒業式も入学式も二学期も迎えて・・初秋になってしまいました。
衣装製作をサボっていた訳ではないのですが
昨年暮れから手がけていた、群舞用の『バタ・デ・コーラ』作りでバタバタの日々を送っておりました。
そして・・その舞台の写真が上がってきたので、ご紹介しまーす。
Fotografia 大森有起
『Bata de Cola(バタ・デ・コーラ)』とは直訳すると・・『尻尾(Cola)があるガウン(Bata)』
ウエディングドレスの『トレーン』または 日本で言う『十二単』みたいなモノでしょうか?!
どちらも、裾引きが長いほど高貴で気品高いとされていますが・・
フラメンコの場合は、この気品ある 後ろ裾(尻尾)を 華麗に、かつ豪快に捌き舞台を彩る!!そんな感じです。
余談ですが・・『Bata de cola』を用いてフラメンコを踊るようになったのは
昔〜昔、ヒターナ(ジプシー女性)達が宮殿で踊りを披露する際に
高貴な貴族達が着ていた裾の長〜いドレスを真似てもじったと言う説を聞いたことがあります。
本当だったとしたら、すごい芸達者!! 大ウケだったんでしょうね〜
と、話が外れましたが・・
私自身『バタ・デ・コーラ』で踊ってみたい。。
そんな願いが叶い 今回チャレンジしてみたものの
華麗に豪快に華々しく尻尾を捌くには、まだまだ努力が必要だ〜。。と感じている今日この頃です。
そして、衣装製作もまた然り日々研究!
どちらも終わりはないですね〜
* ふたつ の バタ・デ・コーラ parte1 *
SIGUIRIYA シギリージャ
私の中で「シギリージャ」は、荘厳でドラマティックなイメージ。
秘めた想い、感情が揺さぶられ、なんだか叫びたくなるような・・そんな感覚です。
そ〜んなシギリージャの衣装「こんな感じはどう?」と
お教室の先生から投げかけられた画像は [Eva Yerbabuena] なんとも・・素敵すぎるぅ〜!!
衣装としては、飾り気ないスッキリしたボディに幅広のボランテ(フリル)
そして、回転した時に 羽が舞う様に美しいであろうフレコ(フリンジ)が配されていました。
踊りも衣装も、きっと世の中にあること全て??
無駄を削ぎ落とし研ぎ澄ましていくほど、創造・創作するのは難しい。
いつも制作しているレッスン用のバタとは生地もデザインもだいぶ違う・・
バタに重要な重さのバランスや内側のカンカンのボリュームも1から計算。
試行錯誤を重ねて仕上げました。
表地は張り艶があり、照明によって玉虫色の妖艶な光りを放つ「シャンブレータフタ」
ちょっと高価だけど・・嘆き悲しみを歌う「シギリージャ」にはピッタリの生地。
ボランテ部分には、レースやオーガンジー重ねて仄かな色気を足しました。
悲しみの果てから立ち上がり、力強く運命を生き抜く女性・・そんな雰囲気が伝えられてたら嬉しいな。
ではでは!最後まで見て下さってありがとう
次回は『ふたつ の バタ・デ・コーラ parte2』Caracoles カラコレス を近々にアップしま〜す。
今回の写真掲載にご承諾くださった皆様ありがとうございました。
Hasta luego
TOMOMI SATO
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