拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

ニューヨーク街歩き~極寒編

2018-11-22 17:37:18 | 日記・エッセイ・コラム

極寒のニューヨークに到着したのは年の瀬だった。JFK空港から夕方の渋滞でタクシーの運転手が「トラフィック….」と言い訳を何回も私に振り向いて深刻な顔で話す。対照的に隣の妻はニューヨークに着いた喜びでニコニコしている。

  

海外での道路標識を見るのが好きな私はタクシーがマンハッタンのダウンタウンに向かっているのは理解している。タクシーは無事にミッドタウン・ヒルトンに着いた。私はチップの計算が苦手で到着すると予想できるので着く間際にスマホの電卓機能でチップの計算を開始する。大体は多めに払うので降りるときはいきなり喜ばれる。ニューヨークは多人種なのでインド人、在米韓国人、在米中国人など色々な人種のタクシーに乗った。

 

          チェルシー・マーケットはインダストリアルでまさに水産加工工場の跡地っぽい。面白いのはイギリス建築の世界感故にパステルやビビッドな色目がちょこちょこ残っていることだ…『日本人は煉瓦と黒のアイアンしか抽出できない感性しかないのか?』と皮肉でも言いたくなる。

    ニューヨーク大学の近くでお茶を呑みソーホー地区を歩いた。ソーホー地区は私と妻の大好物地区である。なんといっても感性がとんがっている。

   ブルックリン大橋を歩いて渡る元気がなかった….ニューヨークの寒さを完全になめていた….朝ホテルを出てブロード・ウェイに『シカゴ』のチケットを買いにいったが凍結しそうになった….函館の冬より三倍寒い….群馬県高崎の冬だと20倍寒い感じだ….タイムズ・スクエアでナイロンのオーバー・コートと帽子とネック・ウォーマーを購入してからのブルックリン地区散策になった….

 

マンハッタンの対岸のブルックリン地区はまさにイギリス建築の香りでいっぱいだ….なのでパステルな建物も多々ある….ブリック煉瓦やブリックタイルもいい味だ….

     

ブルックリンでの遅い昼ごはんはうまかった。もちろんアメリカの味で、イタリアやフランスのような美食ではないのだが、店の装飾や空間や飾り付けがとてもよいので美味しく思えた….

 

  私の隣にはジューク・ボックスがあり….店員さんと半分しか理解できない冗談を言い合いなんとなく笑った….そして体は冷え切っているのだが建築の探訪を続ける…..

    

工場や倉庫の跡地がすごく多い….

    

ブルックリンが夜へと向かっていく黄昏の時がきた….

  

ブルックリンのタクシーは黄緑色でマンハッタン地区の黄色とすみわけされている。私たち夫婦の足が棒のようになったころ夜が近くなり、帰りの黄緑色のタクシーから見るブルックリンはとても美しく….これは写真ではなく実際に観るほうがよいと思った….妻は疲れてタクシーで寝入っていた….

 

次のニューヨークは暖かい季節にしたい….帰りのJFK空港で飛行機が凍結してフライトが1時間遅れたが無事に大晦日の夕方には家に着いた。

生きているうちに何回も訪れたい街ニューヨーク….

 

 


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