『Blue and Life』というタイトルの家を高崎市の井野町に建設中で、競技自転車を愛する旦那様の自転車部屋もある。
タイトルの【Blue】はまさに青の事で、御主人のAさんは青色をこよなく愛している。
奥様はバックパッカー系の海外冒険旅を何カ国もこなしている冒険女子で、打ち合わせの時にいつも脱線して旅の話しになり…結果、通常より打ち合わせ回数が多くなりいつも盛り上がって「また次回に続きをましょう!」となり…また、それを私もAさんご夫婦も楽しんでいる。
1番最初の図面とパースに『Blue and Life』と記してみた…はたしてAさんは多いに喜んでくれた。でだ…まだその時点で決まっていなかったGW休暇にパリに行くことにあいなった。シアトル、シチリア、ロンドン、マイアミ、ラスベガスが候補だったが、2015年以来のパリに決定した。JALの会員サイトは事前に座席を選べる。パリ便は大型座席のエコノミークラスがある。通路側を選べば長いフライトも苦ではない。普段出来ない映画三昧の空の旅は至福の時でもある…
オペラ座やルーブル美術館へ歩いて10分のホテル・マルトはとても良い建物で色彩も抜群でパリにいる事を強く意識出来る。ホテルスタッフも英語は通じる。妻がフランス語通訳アプリを使っていたが、これが便利で凄い世の中になったものだ…と、実感する。
Aさんご夫婦は新婚旅行でパリに行っている。理由は、シャンゼリゼ通りの凱旋門がTour de France そうツールドフランスのゴールだからだ。
Aさんの奥様は、前橋グリーンドームで開催した【ぐんまリビングフェア2017】に広告新聞を見て来てくださり、立ち話しだけして『主人は人見知りなんで…様子見に来ました』という言葉を残し【ともえ座ノート~20代で建てられる家づくりガイド】を持ち帰り少しして『ショールームにお伺いしてお話しを聞きたいのですが』とメールをくださった。
Aさんは、たしかに口数は少ない紳士だった…が、私が『好きな事は無いのですか?普通の家なら誰でも作れますよ。Aさんの趣味を反映した家を提案します』そこで…『自転車を数台実家に置いています…社宅には置けなくて…』と、元気の無く語ったので『自転車をライフワークにする家をつくりましょう!』とご提案させて頂いた。そしてテーマ【Blue and life】が決まり私はAさんに『パリに青の写真を撮りに行きますよ』と告げ、奥の細道の同行者の曽良の役の妻を連れて青い建物、青い看板、青い机、青い椅子、青い窓飾り…とにかくフレンチブルーを撮りまくった。
フランスの青は美しい…忙しく最近は映像化をあまり出来なくなっているが、Aさんにはパリの青のムービーを創り観て頂きたいと考えている。カトリーヌ・ドヌーブの人気ミュージカル映画【シェルヴールの雨傘】を小学生の時に観て青の色の美しさに衝撃を受けた…私は子供の頃から何も変わっていない…私の家にして【ともえ座のいえ】の体感モデル・ハウスの【シャルロット・ローゼ】もフレンチ・ブルーの空間である。色彩感性レベルの高い方が見ると、ほくそ笑むに違いない…