拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

現場インサイド

2018-11-22 17:42:47 | 日記・エッセイ・コラム

現在進行中の現場は近所の方やギャラリーが驚くことが多いようで興味深い。

 

これは渋川市の『白のリゾート』で延床面積は55坪あるほかに巨大な下野や車庫が併設されているので大迫力である。この日は外壁塗装の1回目の日でその後4回塗って真っ白にする。お施主様夫妻を進行中の現場にご案内したのだが「すごい!」しか言葉が出ないようだ…「やばい」「すごい」をこの日は50回は聞かせてもらった。近所からの注目もすごいそうで….人に見られ驚かれるのは私は慣れているのだが、家を建てるお客様はとても嬉しいそうだ。

藤岡市で進行中のこの現場はちょうど瑕疵保険の配筋検査日であった。基礎屋さんのおかげでいつも検査員さんから褒めていただいている。本当に嬉しいかぎりだ。この現場は54坪の二階建ての切り妻屋根になる。地中海系の白に近い瓦で載せた美しい建物になる。完成したら目立つ通りから見えるので今から私も楽しみである。

  この大迫力の鉄骨工事は購入5年目の建売りを住宅ローン見直し借り換えで、東和銀行からろうきんに変えて家具購入からオール電化工事までたくさんのリフォーム工事の内容の1ページである。東和銀行からろうきんに帰るメリットは効果絶大でお客様ご夫妻は、とにかく喜んでいる。この鉄骨の要塞は下が車庫で上が多目的遊び場である。

『空に浮くお庭』が私のコンセプトで平坦な鉄の架台や床はこの後、人口芝でお化粧する。安全の柵もつけて、あとから可愛くまたはかっこよく塗装して建売り感をゼロにする。この『空に浮く庭』の上で夏はプール遊び、また全季節でバーベキューを楽しめる。まだ完成していないのに何回もご夫妻に「ありがとうございます」と言葉のプレゼントをいただいている…..私もすごく嬉しい。

 

 この写真はボウリング調査の模様である。普段のスウェーデン・サウンディング調査と違いすごい迫力の地盤調査だ。この日と翌日で地下26メートルまでの調査で液状化が確認された。これは鉄骨一階と木造二階の混工法の三階建ての建築の構造計算の前の事前調査なのだが、高崎市といえども駅に近い地域は土地がないので狭小地での苦肉の策なのだが、構造計算と地盤改良工事に多額の費用がかかってしまう….安全の法律をクリアするための保証に払う費用はまことに恨めしい….

建築は予算ありきであるので、建物以外の法外な費用は困ってしまう….私は住宅営業マン時代も困難な案件が多かった….現在もたくさんいただいている案件の8割がたいへん困難な案件である….過去もそれらを全て解決してきた。

私は孤独ではない。たくさんの仲間がいる。

しかも皆さん有能である….そんな私はとてもラッキーである…

 


ニューヨーク街歩き~極寒編

2018-11-22 17:37:18 | 日記・エッセイ・コラム

極寒のニューヨークに到着したのは年の瀬だった。JFK空港から夕方の渋滞でタクシーの運転手が「トラフィック….」と言い訳を何回も私に振り向いて深刻な顔で話す。対照的に隣の妻はニューヨークに着いた喜びでニコニコしている。

  

海外での道路標識を見るのが好きな私はタクシーがマンハッタンのダウンタウンに向かっているのは理解している。タクシーは無事にミッドタウン・ヒルトンに着いた。私はチップの計算が苦手で到着すると予想できるので着く間際にスマホの電卓機能でチップの計算を開始する。大体は多めに払うので降りるときはいきなり喜ばれる。ニューヨークは多人種なのでインド人、在米韓国人、在米中国人など色々な人種のタクシーに乗った。

 

          チェルシー・マーケットはインダストリアルでまさに水産加工工場の跡地っぽい。面白いのはイギリス建築の世界感故にパステルやビビッドな色目がちょこちょこ残っていることだ…『日本人は煉瓦と黒のアイアンしか抽出できない感性しかないのか?』と皮肉でも言いたくなる。

    ニューヨーク大学の近くでお茶を呑みソーホー地区を歩いた。ソーホー地区は私と妻の大好物地区である。なんといっても感性がとんがっている。

   ブルックリン大橋を歩いて渡る元気がなかった….ニューヨークの寒さを完全になめていた….朝ホテルを出てブロード・ウェイに『シカゴ』のチケットを買いにいったが凍結しそうになった….函館の冬より三倍寒い….群馬県高崎の冬だと20倍寒い感じだ….タイムズ・スクエアでナイロンのオーバー・コートと帽子とネック・ウォーマーを購入してからのブルックリン地区散策になった….

 

マンハッタンの対岸のブルックリン地区はまさにイギリス建築の香りでいっぱいだ….なのでパステルな建物も多々ある….ブリック煉瓦やブリックタイルもいい味だ….

     

ブルックリンでの遅い昼ごはんはうまかった。もちろんアメリカの味で、イタリアやフランスのような美食ではないのだが、店の装飾や空間や飾り付けがとてもよいので美味しく思えた….

 

  私の隣にはジューク・ボックスがあり….店員さんと半分しか理解できない冗談を言い合いなんとなく笑った….そして体は冷え切っているのだが建築の探訪を続ける…..

    

工場や倉庫の跡地がすごく多い….

    

ブルックリンが夜へと向かっていく黄昏の時がきた….

  

ブルックリンのタクシーは黄緑色でマンハッタン地区の黄色とすみわけされている。私たち夫婦の足が棒のようになったころ夜が近くなり、帰りの黄緑色のタクシーから見るブルックリンはとても美しく….これは写真ではなく実際に観るほうがよいと思った….妻は疲れてタクシーで寝入っていた….

 

次のニューヨークは暖かい季節にしたい….帰りのJFK空港で飛行機が凍結してフライトが1時間遅れたが無事に大晦日の夕方には家に着いた。

生きているうちに何回も訪れたい街ニューヨーク….

 

 


海峡を越えて~『peeps hakodate』 と『ピグノーズ・ギター』と号泣の『ボヘミアン・ラプソディ』

2018-11-22 17:34:28 | 日記・エッセイ・コラム

青函連絡船で別れの紙テープが舞う時代に私はひっそりと新天地 川越に旅立ったのは1979年の春の日だった。

明日、飛行機で海峡を越え函館の地を訪れる。4人の孫がいるが4歳以上の3人と娘ふたりと妻と合わせると7人での里帰りである。普段はあまり函館のことを思わないようにしている。何故ならそこにはもう生涯住まないと決めたからだ….函館は私が世界で5番目に好きな街である。ちなみに1番はパリ。2番はベネチア。3番がニューヨーク。4番がロンドンである。

孫が4人もいる58歳になったがギター大好きなロック人間であることは今も変わらない。先月、吉祥寺のマルイの新星堂でアンプ内蔵ギターを衝動買いしてしまったのだ…これがどうして最高の音が出るおもちゃなのである。みようによってはブライアン・メイのギターに似ているように思った。

スライドバーも買い、ピックも数枚買い、初めて使う電子チューニングも買い40年ぶりに真剣に弾いてみた。

フィードバック奏法やボリューム奏法がいとも簡単に可能なこのギターはリフもかっこよく弾ける…もううれしくなってしまい自宅の私と妻専用リビングの60インチのテレビでユーチューブでライブ映像を流してアドリブでのセッションを楽しんでいる。

元々『孫たちの前で弾いてみたら?』と妻に勧められたのが購入のきっかけだったのだが、すっかり自分が燃えてしまった。購入数日後に孫4人を連れて伊豆高原の防音がばっちりのホテルに宿泊した。朝から黒いケースを車に積むときに娘たちはそれがギターだとは思わなかったらしい….

伊豆高原のホテルは3LDKでリビングは海が見渡せて広大で孫たちは運動会のように走りまわっている。その中でピグノーズ・ギターをケースから出し爆音でスライドを鳴らすと…孫たちが目を輝かせ集まってきた。孫たちにピックを渡し私がフレットを押さえ弾かせてみると、以外やけっこうおもしろい音が出る。しばらくギターをならして遊んだのだが…私は夜そのリビングの大きなソファーで寝落ちするまでギター少年に帰っていた….

高校の時に同級生で函館市内からバスで1時間半以上離れた尾札部町(おさつべ)から下宿していた佐藤茂樹くんと夜通しギターを弾いた…私も茂樹君の尾札部の実家によく泊まりに行ったものだ…お父さんは宮内庁御用達の尾札部昆布の漁業組合のお偉いさんで紳士で善い人だった。お母さんもとても良い人だったな….お元気かな….茂樹君はフェンダーのテレキャスターもギブソンのES-335もヤマハの最新型のコイルギターも持っていた….私は高1の時に当時の函館の郵便局本局の冬休みのアルバイトとお年玉でフェルナンデスのストラトキャスターのハーフトーンスイッチのオールドモデルを68000円で買った。

父に買ってくれと頼んだが『それは勉強のものなのか?』と相手にされなかったので自力で買ったのだ…その反対していた父が高校の文化祭の私と茂樹君のピップ・エレキ・バンドのコンサートに来た。1曲目はのちにイーグルスに加入するソロ時代のジョー・ウォルシュの『ウォーク・アウェイ』だった。これはツインギターのかっこいいリフの曲だ。ステージの上から口をぽかんとあけている父の顔を見たのだが今となっては、特別な思い出だ…

あとはドゥービー・ブラザース・バンドの『ロング・トレイン・ランニング』、チャーの『スモーキー』などを演奏したのだが佐藤茂樹くんは高校生にして神だった….ギターはジェフ・ベックまで完璧に弾ける….われわれサポートメンバーが彼のレベルについていけなくて出来る範疇の曲のみ演奏していたが茂樹くんはボーカルも凄くて、イーグルスのドン・ヘンリー、ドゥービーのトム・ジョンソン、そして難度が高い野口五郎まで完全に歌えるのであった….

私はそんなギターと歌の神様とセッションする果報者であった….彼は今、函館で福祉関係の職にあるという….時間があれば再会して彼のギター演奏をもう一度聴いてみたい…というかまた一緒にセッションしたいな….

 

昨年お世話になったpeeps hakodateの編集長の吉田さんと閉館した巴座経営者の娘さんの千原さんといつかお会いする約束をしているが今回の帰省も時間がなくかなわないのだろう….

Peeps hakodateの吉田さんが私に取材をしてくれたきっかけの昨年の拓庵思考の『57歳』というタイトルだったか…巴座でウディ・アレンの『アーニー・ホール』を観た話しや、私が中学から高校時代の函館の映画館の巴座、映劇、スカラ座で購入した映画のポスターを全て父にやぶられてしまった話しを書いたのが吉田さんの目に止まり、『たいせつなもの 残したいもの』の回で『北関東に残るもうひとつの巴座』として見開きで掲載していただいた….それをご覧になった今は亡き函館巴座の経営者の娘さんの千原さんからお電話をいただき「お会いしましょう」と誘っていただき….嬉しくて吉田さんに連絡をすると『その時は私も同席させてください』との返答で….感謝、感謝、感謝….です。

弊社 巴座ホームアンドピクチャー株式会社のホーム・ページの担当会社が8月から変わった際にうまく前社との移設が進まず2016年9月から2018年7月までの『拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日』と『ママブログ』が消滅してしまいました。消えたブログに関しては本当に残念なのですがこれからも年に数回ですが書いていきますのでよろしくお願いいたします。

『拓庵思考』とは【巴座ホームアンドピクチャー株式会社】の公式ブログなのですが私の私的なことが中心なので、あらたに『コラム』という【ともえ座のいえ】の住宅建築関連のコラムと【会社概要】内に『巴座社長の世界街歩き』を新設したしだいです。

 

さて…映画は年間相当観ていますが….『ボヘミアン・ラプソディ』は映画の三分の一は私は泣いていた….あまりに涙があふれてあふれて翌日も目がはれてしまった….自分の青春のギターの想いでや色々な思いが交錯して泣けて泣けて….サウンドトラック盤は映画公開前にも聴いていが、あれから毎日聴いていて…..ついでにクイーンのウェンブリー・スタジアムのライブも購入したが….これがまたいいのである….私は中学・高校とKISSとクイーンとビートルズとローリング・ストーンズは好きではなかった。ただしブライアン・メイは好きだった….真似して1円玉で弾いたりもしたが上手く弾くことはできなかった。

エスカレートしてジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンなどのライブ音源も購入しまくり図面制作時、現場管理時に爆音で聴いてる毎日で….特にゴールド・ジムのトレーニングの往復は超爆音で聴いている毎日なのである。

 

2018年最高映画は『ボヘミアン・ラプソディ』に決定します。…..ああ…ブライアン・メイモデルのギターがほしい……昔はふつうに売ってたっけなぁ…