SPOON ARAYA Life is miracle 2

山から切り出した樹から作る手彫り木のカトラリー
動物や野菜、樹や小川に囲まれた山の暮らし

スプーンのあら屋ネットショップ

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10月の作品 クワ、カエデ

2012-10-28 21:43:55 | 手彫り


クワの中さじスプーンです。

二色が綺麗なのと、うねりがいいです。




イタヤカエデの作品。

久しぶりにカエデを触ったので、カエデの癖というか感覚がつかめなかったので、立て続けに三本作りました。

幅広く木工となると大変扱いやすい木だと思います。木のどの部分をとってもあまり変化ないんじゃないだろうか。

スプーンとなるとスタンダードな作品だとインパクトが弱いかな。積極的にデザインした方が面白くなりそうだ。

研究を続けよう。



これもカエデ。

妻からのリクエストで作りました。

ちょっと遊んでみた。

ねこの手フォーク。

スプーン作りその8 道具

2012-10-18 20:56:17 | 手彫りの木スプーン 作り方


ノミとナイフ。

右の二本は SWEDEN の MORA というナイフです。

両刃でよく切れます、持ち手の部分があまり好きではないですけど、いいナイフです。細かい仕事ができます。

真ん中が山菜ナイフです。

実はこのナイフが一番よく使います。



改良してます。

刃の反対側にもギザギザした刃がありましたが、それは刃をおとして指で押し出せるようにしました。

それから刃を曲げました。

祖父が残した鉄道の蹄鉄を使って、ゆっくりと叩いて曲げました。

あまり切れるナイフではないのでまめに研いであげます。 


スプーン作りその7  手斧で削る

2012-10-14 21:53:03 | 手彫りの木スプーン 作り方
鉈が終わったら、手斧を使います。

この手斧は引っ越してきたときに納屋にあったものです。

研いで錆びを落とし蘇らせました。

僕は初めて使う刃物はなるべく研ぐようにしています。

仲良くするためと言うのが一番いいだろうか。

自分の気を入れるのと、誰か前に使ったかもしれない癖をリセットしたいのと、ギラギラした刃物の切れ味の良さのイメージと恐怖を感じるため、僕は研いで自分に馴染むようにしている。



頭の部分を削ります。

これで大体のスプーンの形、大きさが決まります。

それに合わせて胴体を削っていきます。

そしてまた頭を削り、胴体を。




手斧は軽くて扱いやすく、両刃なので、刃がそんなに内へ入らない。

ここまで作れたら、後のナイフの作業が楽になります。




スプーン作りその6  削る 鉈編

2012-10-10 21:08:45 | 手彫りの木スプーン 作り方
さあ、いよいよ削ります。



頭を作ります。




横を削ります。

鉈の刃は内へ入ってくるので削りすぎないように。




鉈で削るのはこのぐらいです。

手を怪我しないようにあまり攻めすぎない。

手彫りの面白いところは、木の個性を活かせるところです。

 

曲がった木は、曲がったままスプーンに。

スプーン作りその5  道具

2012-10-02 22:44:43 | 手彫りの木スプーン 作り方
道具を紹介。


のこ、なた、おの 

この三つの道具で大雑把に形作る。

真ん中のなたは、祖父のなたでした。

祖父から父、そして僕へと渡りました。

昔の人は手が大きかったんでしょうか、ずいぶん太くて持ちにくかった。

今ではすっかり手に馴染んでくれて、山でも、作品づくりでもよく使います。



祖父がかつて住んでいた留辺蘂町と書いてあります。