SPOON ARAYA Life is miracle 2

山から切り出した樹から作る手彫り木のカトラリー
動物や野菜、樹や小川に囲まれた山の暮らし

スプーンのあら屋ネットショップ

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最近の作品

2013-01-24 23:11:13 | 手彫り


左から、エンジュのジャムスプーン、ニレの小さじ、ニレのこどもスプーン、クワのこどもスプーン。


ニレのこどもスプーン。

まっすぐで、柄が太い。

こどもにとっては柄が太いほうが安定するようにみえる。



クワのこどもスプーンは曲がっているタイプ。

このスプーンと、ジャムスプーン、小さじは、てまめ にあります。



にぎやかになってきました。

次はフォークとスープスプーンかな。




素敵な焼き物ありました。

こどもスプーン

2013-01-21 23:03:28 | こども

曲がったこどもスプーンを作ってみました。

にぎって自分で食べるタイプですが、曲がりはきつくないので大人が食べさせても違和感はあまり感じないです。



広口なのでいっぱいすくえるし、薄いのでスプーンに食べ物が残りません。



一歳二ヶ月の息子が使いやすいか確かめてくれます。



なんか良さそうなのでいっぱい作ろうと思います。




ミズナラのおたまのお話

2013-01-20 22:59:01 | 手彫り
おたまのオーダーをもらった時、三本作ろうと決めていた。

そして一本は少し小さめで中華のフライパンにも合うような感じのを作りたいと思っていた。

頂いたオーダーは大きめのオタマだったので、初めにニレとタモを仕上げて、最後に小さいのを作るのみ。

最後のはニレで作ろうと思っていたので、乾燥棚から取って鉈を手にさあ削ろうとしていたら、ふと、ミズナラと目が合った。



ずっと乾燥棚に置いたままのごっついミズナラだ。

しかも少し表面はボケている。

「いやいやそんな問題の多いのには手を出したくないなー」

「でも、まあ、やってみようか」

という具合に鉈を振るうことにした。



想像以上にボロボロ。

わずかしか使い物にならない。

止めようこれは無理だろう。

さっきのニレを取り、イメージを膨らます。さあどこから削ろうか。



するとミズナラが語りかけてくる、「ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、おい、おい、おい、おい」すごい主張だ。

しかも少し上からだ。

気になって全然集中できない。

「はいはいわかりましたよ、やればいいんでしょ、そこまで主張するならオタマになれるんでしょうね。」



それから鉈を振るいに振るった。斧もナイフもサクサク進んで、勢いのまま完成した。

ミズナラは硬くて、素直で、扱いやすい樹だと思う。

その後三本のオタマを見せに行って選んでもらった。

ミズナラは選ばれない。

僕はやっぱりと思う。どこか別に行きたいところがあるのだろう。


で、いまはというと。

てまめ にある。

きっと誰かの気になるオタマになるだろう。

                  というお話。
                        終わり。