6月24日(水) 曇り
【30年前の車中泊】車で寝るために、その1「2段ベッド」の続き。
さて、『やはりシャリオ車内の2段ベッドでは窮屈(きゅうくつ)だな』と感じたトンサンは、屋根の上にテントを張ることを考える。
上大島キャンプ場でテストしたトイレルームは、河原でシャワールームとしてテストし、海へ行ったとき2回ぐらい使ったかな。
「つっかい棒」
車で寝ると、寝返りしたときに車が揺れる。
落ち着いて寝られないので、こんなつっかい棒を作った。
走行中は後ろにはね上げ、蝶ねじで固定しておく。
こんな簡単な工夫が、意外と良かった。
地べたでキャンプを繰り返していた「マック鈴木家」は、「ガルヴィ」というオートキャンプの雑誌のアイデアコンテストに、応募した。
そして見事、初代1位に輝いたのである。
★\(^ω^)/☆ パチパチ~
ガルヴィ1992年7月号のオートキャンプアイデアコンテストで1位になりました。
そして応募したときにはまだ作っていなかった車載キッチンセットが完成し、ガルヴィに載ったのである。
トンサンが作った「車載キッチンセット」とは?
ツインコンロ、水タンク&シャワー、シンク・・・
引き出し式調理台。のちにキッチンセットのふた兼開くと調理台へと改良される。
カセットテープ入れのボックスは、スプーン・箸(はし)・調味料入れとして使った。
マック鈴木家自慢のキッチンセット。
ほんとはガルヴィ賞はこちらで取りたかったな。
キャンプの経験を重ね、マック鈴木家は地べたキャンプは卒業した。
猪苗代湖から新潟の海へ 1992年8月
ついにルーフテントを作った。
「ルーフテント1作目」
ひもを引くだけで展開できるようにした。
ひもは車体に穴をあけ、そこに止めた。
小さな台風の豪雨では、一晩寝られないほど心細かったけど、でも雨漏りはしなかったなぁ。
駒ヶ岳・名古屋方面 1993年8月
1995年、キャンプの計画と記録はパソコンで行うようになる。
舞鶴方面 1995年8月
紀伊半島 1996年8月
宮城県 松島・牡鹿半島 1997年7月~8月
新潟県・長岡の花火を見に 1999年7月~8月
こうした間にも近くの河原でテストを繰り返した。
テント(タープ)は3辺を切り取り、長さも短くしてタープとした。
実はこの後さらにブルーシートから薄手のタープ生地に変え、風でバタついても音が出ないものになり、また3辺にちょっとひさしを出して外部の目を遮断できるようにした。
色もモスグリーンになり、これもタープの完成形と自慢だったが、残念ながら写真が残っていない。
その後ガルヴィの取材も2回ほどあった。
そしてルーフテントは2作目(最終形)となる。
1作目のテントで寝ていると、まわりに枠が無いために寝返りで落ちないか気になった。
トンサンの寝相(ねぞう)は良いので、そんな心配はいらないのだが、なんか精神的に落ち着かない。
まわりに枠をつけ、ボックスにした。
ビニールも厚手のものにし、風に強いものにした。
周囲に丸窓をつけ、外の様子が見えるようにした。
(安心感が全然違う)
写真は網戸のファスナーを閉め、マジックテープで止めているところ。
とても良かったのはボックスにしたので、寝袋、風呂マットなど軽くてかさばるもの、長尺物が収納できたこと。
これで車内が広くなった。
テントはひもを外せば折りたたまれて、ボックス内に収納される。
あとはボックスのカバー(厚手ビニール)をホックで止めるだけ。
それではテントの展開の動画をご覧ください。
なんと1分以内にテントが完成する。
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