穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

「プラごみチェック」してみました。

2019年10月28日 | ┗エコ的生活

先週の日曜日に、「プラスチック・フリー生活」という本を読みました。

プラスチックの粒子はいまや、世界中の大気や水中、地中に広がっているそうです。
海に漂うレジ袋や、動物を傷つけるプラスチックの画像、見たことある方も多いと思います。

さらには、お日さまに晒されたプラスチックは、もろく崩れ去って、自然界に散らばっているそうです。
 (↓畑で劣化したビニールマルチを、取り除くお手伝いに行ったことがあります)

プラスチックの欠片が下水から海に流れ込めば、小さな魚がプランクトンとまちがえて食べて、その魚を大きな魚が食べて、その魚を人間や他の動物が食べることに。。。

使い終わったプラスチック製品は適切にリサイクルすればよいという意見もありますが、リサイクル率はとても低いようです。
また、焼却すればCo2を排出します。


※尼崎では、プラスチックの分別はしていなくて、焼却処分することになっています。
また、徳島県上勝町鹿児島県大崎町のように、リサイクルが徹底されてる所もあります)

問題の大きさに圧倒されそうになりますが、できることを見つけてやらなければ。

先ほどの本で、1週間すべてのプラスチックごみを集めて分析してみると良いと紹介されていました。
その結果には、なかなかの衝撃を受けましたが、直視することで、次にできることもいくつか見つかりました。
よかったら、一緒にやってみませんか?

以下、分析の結果です。



こちらが、私ひとりが1週間で出したプラごみです。

実際には、ごみ袋として使って捨てたのもありますし、大掃除やイベント事があれば、もっと出たと思います。
私が気づかない間に、家族が捨てたものもあるかも知れません。

しかし、予想していたことではありますが、プラごみって、ほとんどがパッケージなんですね。。
(2年ほど前からコンポストを導入して、生ごみが減ったら、あとのごみはほとんどがパッケージでした。それで量り売りをやりたくなったのです)

しかも、ごみの内容は、ほとんどが台所から出ています。


これを見て、なにができるか考えました。
・なるべく大きなパッケージで買って、保存容器に小分けして置くようにする・・・乾麺、粉類、油など。保存容器も、ガラス瓶、ステンレス、瀬戸物などなど。
・個別包装のものは、なるべく買わない・・・のど飴、クッキー、ビスケットなど
・小売店に容器を持参して入れてもらう・・・豆腐、野菜など。友人は、近くのたこ焼き屋さんに容器持っていってみるそうです。別の友人は、肉屋にホーロー容器を持参してるそうです。
・一回で捨てない・・・とくに乾物が入ってた袋などは、特に汚れてないので何かに使えそうです。
あと、なにができるでしょうか。
メーカーさんに、プラスチック容器じゃないのが欲しいと言ってみるとか。

次に、台所以外から出たプラごみを見てみます。


目立つのは、ダイレクトメールが入ってる袋です。
・DMやニュースレターの送付を止めてほしいと、理由を添えて伝える・・・何か所かのメーカーさんにメールして、今、お返事待ちです。JAFは、会報の送付停止についてサイトに案内されていました。アマゾンのプチプチ付きの袋(2回買ってしまった。。)は、リユースします。
・個別包装のものを買わない・・・先日、足裏樹液シートを買ったのですが、個別包装でした。次は、自然療法の本を参考にして、ビワ葉とかヨモギシップでもしてみようかな。
・なるべく日光に晒さない・・・お日さまに晒されたプラスチックが、もろく崩れるのを見たことがあると思います。私のベランダの洗濯バサミも、一部劣化していました。なるべく外に出したままにしないで、劣化する前に取り換えることにします。次に買うのはステンレス素材がいいかと検討中です。
また、植木鉢を買い替えるときには、昔ながらの素焼きの鉢にするか、リサイクルペーパーでできたもの(エリンワンダーポットなど)を使ってみたいと思います。

全部のプラごみの重さを計ってみました。
結果は370g。
とても軽いのですが、大きさはバスケットボール位あります。
これが自然界に散らばるのは、嫌だ。




以上、私の一週間のプラごみチェックでした。
この結果は、生活スタイルによって、ずい分と変わってきそうですね。
以下、番外編です。

期間中に一回、持ち寄りのご飯会をしたのです。
お家で料理されない場合は、市販のものを買われることが多いと思います。
(私もそうしてました)
そこで思ったのは、作れる人は作って、そうでない人は飲み物担当にするのはどうでしょう。
あるいは、テイクアウトのお店に、容器持参してみるとか。
近くの人が集まって、気軽に食べたり話したりするのはとても楽しいので、ぜひ続けたいです。


さらに、犬の食器洗い用に使ってるスポンジが、ナイロンメッシュのものでした。

ナイロンスポンジやアクリルタワシは、カケラが排水溝から流れて、マイクロプラスチックの原因になるそうです。
犬用スポンジも、人間用に使ってるのと同じ素材のものにしようと思います。

人間用には、ひのきのタワシ「へむへむ」と、セルローススポンジを併用してるのですが、個別に包装されているのが気になっている所でした。


セルローススポンジの使い勝手は気に入ってるので、もし大きなサイズでカットして使えるのがあったら、それも良いかなと思います。
こんなことを考えていたら、つい数時間前に、知人から「へちまタワシ」を作ってる人を紹介してくれるとのメッセージが届きました!
自然素材そのまんまだったら、安心して最後まで使えますね。
とても嬉しいお知らせでした。

また先日は別の友人が、お家にあった手ぬぐいをリメイクして、布ぶくろをいくつも作ってくれました。

豆を買ってくださる方に使ってもらえるようにとの事です。
これも、感動するくらい嬉しい出来事でした。

それぞれの人が、アイデアや出来ることを持ち寄って、励まし合っていけば、状況をよい方へ変えていけると思います。
問題は大きくても、気持ちは前向きに。
ぜひ、一緒にやりましょう。



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