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今日は、12回目のドラッカー読書会。
6月からは、朝の時間に開催しています。
朝に開催する事で、一日を2倍に使えるようなお得感があります。
今朝も9:00~スタートの予定でしたが、ファシリテーターの鬼ちゃんが登場されず...?
取りあえず、オンライン上に集まったメンバーでfacebook「ルーム」で顔合わせ。
せっかくだから、先月からの振り返りと今日のゴール発表をしようという事になりました。
★トップバッターは、ようちゃん。
「人の強みをいかそう。人の時間を奪わない」というドラッカーの言葉を意識して行動している。
今日のゴールは、これから新しいことを始めるであろう私にヒントを見つけたい。
★続けて、ゆきちゃん
キネシオロジーの課題図書で、アドラーの「嫌われる勇気」を読んだ。
ドラッカー(経営学)とアドラー(心理学)の結びつく点を見つけたい。
★やまけん
最近、思い悩むことが多かったが、なるようにしかならない、目の前の事をがんばっていこうという感じ。
ドラッカーの「強みに焦点当てる」という言葉を思い出して、できないことはできない。やれることに焦点を当てようと思う。
今日のゴールは、自分の強みを見つけること。
★ひさみ
私は次の事、外の事に意識が向かいがちだけど、最近、一緒に暮らしてる犬が病気になり、もっと内側のこと、足元のことに気持ちを向けたいと思うようになった。
今日のゴールは、本当に必要なことに絞り込む勇気をもらうこと。
※一昨日は地域食堂「まあるい食卓」の日でしたが、犬の世話を優先したくて2時間で早退させてもらい、同時に開催してた畑部の収穫祭にも行きませんでした。
だけど、イベントはスムーズに進み、畑との連携もできつつある。
数年前に畑の活動が始まったとき、いずれは「まあるい食卓」との連携もしていきたいと話してたことが、少しずつ思っていた方向に向かっていきつつあります。
意図を持ちながら、でも固執しないでおくと、なるべき形になっていくのかも知れませんね。
一昨日の「まあるい食卓」の様子、スタッフでもあるようちゃんがブログにアップしてくれました。
こちらもぜひ、ご覧くださいね。
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この時点でも鬼ちゃんは登場されないので、続けて、今回の課題箇所でラインを引いたところを発表してみることに。
★再び、ようちゃんから。
p.173
「上司、同僚、部下に対し『こうしてもらえれば助かる。これは困る。私がお役に立っいることは何か。邪魔になってることは何か』と聞いて回ることである。これで八割方はうまくいく。ただしメモで聞いてはならない。直接会って聞かなければならない」
常に自分をブラッシュアップしながら、勇気を持って「私にできることは何ですか?」と聞き方を工夫して聞いてみる。
チャレンジしてみようと思う。
※これは、スキルについての評価に留まらず、本当に心を開いて質問すれば、在りかたや姿勢についての問いかけにもなります。
先にハートを開くことはリーダーシップの一つの形だし、そうすることで周りを安心させてコミュニケーションの質を高めることにも繋がりそうです。
そしてこの質問は、聞かれる相手にも誠実さが求められるものです。
この話題について、少し皆さんと話してみたくなりました。
ここから、しばしフリートーク。
★やまけん
自分も同じところに線を引いた。
今まで、「聞く」ことをしないで、自分の想像で考えていた。
★ゆきちゃん
マゾでネガウィブな発想で、駄目なところを聞くのは聞きやすい。
※どの部分を質問しやすいと感じるかは、人によって違いがありそう。
続けて、この「聞いてみる」ということを、この場で実際にやってみることにしました。
★ようちゃん
畑のメンバーに入ってるが、行けなくて申し訳ない気がする。
★やまけん
思ってもらってるだけで良い。
今、fbで写真共有できる。
一緒に見てもらえる人が増えるだけでも嬉しい。
邪魔になることはない。
★ゆきちゃん
私もほとんど幽霊会員で、イベントなども「興味あり」としていると期待させてしまって悪いかなと迷うことがある。
続いて、やまけんも質問のチャレンジ。
★やまけん
市議会議員として、個人として、お役に立ててることは何ですか?
★ひさみ
やまけんが議員でいてくれる事で、日常の市民生活をしてたら気付かないことを知るきっかけを貰っている。この間の陳情制度廃止の話題など。
★ゆきちゃん
市民の政治参加の最初のきっかけになってくれている。
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ここで鬼ちゃん登場。
さっそく、この一月の振り返りと、今日のゴールを。
「今9:55で、時間が短くなるが、参加して良かったと思ってもらうのが、最大のゴール」
振り返りは、11/14に開かれたドラッカー学会函館大会のこと。
オンラインという形で、開催地の観光もしてもらえるような工夫がされていた。
次の大会は、もしかしたら思わぬ場所になるかも。
そして今回の課題箇所について、
「『ボランティアと理事会』は、非営利組織独自の組織体で、皆さんの活動にも必ず役に立ちます」
「ボランティアと理事会」というタイトルですが、原文は"People and Relationship" というそうです。
※言葉の感じが、全然ちゃいますやん!
日本語のほうが限定的、原文のほうが普遍的な感じがします。
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ここから、いつも通りの読書会スタイルに。
参加者さんが課題範囲内の気になった所にラインを引いて、それに感想などを添えて発表すると、ファシリテーターの鬼ちゃんがコメントと解説を添えて下さいます。
★ゆきちゃん
・p.193~195
反対者にも根回しをするようなこともCEOの仕事のようだが、そう簡単に行くのかな。
ゴルフでもしながら、仲良くなるような事をしてたのかな。
ドラッカーは、ゴルフをしてたのか?
↓
ドラッカーの趣味は山登り。
・アドラーとドラッカーの接点は?
↓
ドラッカーの生家は、当時の文化サロンだった。
アドラーとの接点は、分からない。
・p.194「理事が悪いニュースを新聞で知ること」
自分が所属してる団体がしてることを、別ルートで知ったときのがっかり感は理解できる。
↓
いかに情報共有するかが大切。
今、幸いなことに情報ツールたくさんあり、情報周知しやすい。
受ける側が情報を認識したか、読んだか、確認が大切。
リアクションは必要。
ドラッカー「コミュニケーションの主役は受け手である」
反応を返すことで、コミュニケーションを良くしていく。
★やまけん
・p.165
「第一に、不得意なことで何かを行わせてはならない」
「組織で人に働いてもらうには、弱みを気にすることなく強みを生かさなければならない」
これと関連して、
p.166の最後
「できないことのために雇ってくれる必要はありません。
できることのために雇ってください」
この本に限らず、ドラッカーの一貫してる考え方。
↓
ドラッカー学会函館大会で、登壇された方と佐藤等さんを交えてのパネルディスカッションがあったが、佐藤さんを超えるファシリテーターは居ないと改めて感じた。
「個人の強みは公益となる」佐藤さんがよく使うドラッカーの言葉。
社会福祉に関わるものとして大事にしてることは、人の強み(ストレングス)と残存能力の活用だが、その視点を働く仲間に向けるのは難しい。
弱みに着目しがちなのは、人間の特性であり、どうし ても弱みに注目してしまう。
※だからこそ、繰り返し語ってくれてるんだなあ!ドラッカーは親切だ。
ドラッカーの言葉、「弱みによって何かをなすことはない」
しかし、「弱みを無視してはならない」
時間とエネルギーは強みを伸ばすほうへ振り向ける。
自らの強みを知るために、ファイブストレングスファインダーを使う。
※この本についているIDを使ってアクセスすると、自分の強みを見つけるためのテストを受けることができます。
私の強みは、
1.最上志向
2.コミュニケーション
3.活発性
4.適応性
5.自我
皆さんの強みも、聞いてみたいです。
「個人の強みは公益」
自己実現とは、組織という道具を使って、社会の中で志を果たすこと。
そのための武器になるのが個人の強み。
個人がそれぞれに備わった「強み」を活かして、社会のなかで自己実現していく。その事が社会全体のためになる。そんな社会をドラッカーは望んでいたのではないか。
ドラッカーが青年期を過ごした頃に台頭してきたファシズム=全体主義は個人を全体の中の 一つとして捉えるので、個人の強みなど必要としない。
「人には、社会における位置づけと役割がある」というドラッカーと反対の考え方。
ドラッカーの言葉は、真理であると同時に、期待が込められている。
★ひさみ
p.168
「非営利組織の強みは、報酬のためでなく大義のために働くところにある。それだけに、組織の側に、情熱を燃え続けさせる責任がある。仕事を労働にさせてはならない」
人の思いをコントロールすることはできないから、ミッションを伝えて共鳴しあえるか確かめるしかないと感じる。
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「ミッションを感じさせる」
いかなる組織においてもミッションは、情熱の炎の源。
ミッションがいかに大事か、組織に関係する人たちに、事あるごとにメッセージとして発信して確かめ合う。
それぞれの中に侵食する状態を作っていく。
最近ハマってるドラマ『三国志』、それから歴代のNHK大河ドラマで最高傑作と思われる『真田丸』。
これらの共通項は、大儀に生きる「生きざま」
首尾一貫して大儀を貫いた人が歴史に名を残す。
「情熱を中心におく」ことは、ドラッカーを学んでる我々の重要な役目。
↓
ひさみ
情熱を中心にして考えるのは、ある意味贅沢なこと。
日常の中に埋没すると、変な意味で現実的になってしまう。
こうやって、定期的に言葉を使って大切なことを確認できることを有り難く思う。
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理想は「大儀」
現実は、「お金はどうする」
個人としての収入は減った。
無いということで、それを担保するための工夫が生まれる。
アイデアや情熱を実現するために、マネタイズを どうするか。
現実的な計画をたてるとき、大儀、ミッションを見失わないようにする。
ミッションに向かうためのツールとしての、ドラッカーマネジメント。
自分が納得できる、自分らしく、楽しく生きるのが重要。
いろんなものを捨てたおかげで新しいものが入ってくる。
「イノベーションの第一歩は廃棄」
※ちょうど昨日、お庭の果物を持ってきてくれた友人と、亡くなった肉親のものをどうやって片付けるか。
そんな話をしてた所でした。
物に依らなくても、肉親とはこれからも新しい関係を築いていけるから、安心して身軽になって人生の次の展開に向かおうと。
さて、最後に「本日の振り返り」ですが、
★ようちゃん
新しい生活のヒントもらいたいと思った。
捨てる勇気、問を投げかける勇気が必要と思った。
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論理的な話をしていても、「最後は勇気」というのがドラッカー。
★ゆきちゃん:
アドラーの「嫌われる勇気」と被るところを見つけるのが今日のゴールだが、少し近づけた。
「個人の強みは公益になる」この言葉を覚えておいて猫ボランティアのとき、少しずつ出していこうと思った。
公益という気持ちを拡げていきたい。
★やまけん
自分が役に立ってるところを直接聞けてよかった。
★ひさみ
ミッションが綺麗な掛け声にならないよう、自分に嘘がないよう、純粋になっていくのが大事と思った。
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思わぬハプニングで始まった今回の読書会でしたが、その場に居合わせた人たちと、それぞれについての事を話せるとても良い機会になりました。
それぞれの強みについてシェアし合う会も、やってみたくなります。
読書会の後は、催促されて散歩に出ました。
このところ話しかける機会が多くなって、そのせいか、よくアイコンタクトを取るようになりました。
今までは、散歩しながらも次の予定で頭がほとんど占領されていたような気がします。
サブローの病気のおかげで、コミュニケーションが一段、深まりました。
さて、鬼ちゃんが勧めてくれた三国志ですが、たくさんある中から、特にこちらを勧めてくださいました。
95話あるそうです。
この秋冬の夜長、はまり込みそうです。