[2020年6月13日 更新]
都教育委員会は6/11、令和3年度(2021年度)の都立高等学校入学者選抜等における配慮事項を発表した。
これを一足早く聞くためには「東京都教育委員会定例会」を傍聴する必要がある。
よって私はいつもより15分早起きし、傍聴のために新宿の都庁第二本庁舎へ行ってきた。
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展望室で有名な第一本庁舎よりも閑散としている。
◆都庁への入り方
ロビーに入るとエレベーター前にはゲートがある。
それより先は入場許可証が必要。
入場許可証を借りるために氏名等の記入が必要だが、事前にネットで申し込むと当日スムーズに入れる。もちろんタダだ。
行く日時が決まっているならネットで申し込んでおこう。カンタンに申し込める。
エレベーターで教育庁のある16階に上がると、傍聴希望者はどこに行けばいいか掲示してくれている。初めてでも迷わず行けるだろう。
傍聴の受付は9:30~9:50で私は9:30ぴったりについたのだが、先客がすでに数人いた。
そこで整理券を受け取る。当日の傍聴定員は20名。それを超えると抽選になる。この日は12名しかいなかったため抽選はなし。
都庁に入るには予約ができるが、傍聴申込は予約不要である。
順番に"傍聴許可申請書"にサインすることを求められる。
名前、住所、年齢を書くのだがはて自分は何歳だったかと悩む。オッサンになると自分の歳などどうでもよくなるのかもしれない。
傍聴許可申請書をその場で提出すると"傍聴許可書"がもらえる。
この傍聴許可書、最後まで見せたり出したりすることはなかった。
普通に持ち帰っている。塾に飾っておこうかしらん。
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今日の資料一式をもらい、スマホの電源を切ることを指示される。
10:00開始で終了予定時刻11:00と教えてもらえる。長くなくっていい。
控室から同階の会場へ10秒ほど歩いて移動。
一列に並んで会場前で待たされる。小学生に戻った気分だ。
中に入ると報道席に10数名がいた。ちなみに彼らはスマホいじってる。
傍聴する者は一番後ろの見えにくいところに座る。
コロナ対策ということで会場のドアを開けっぱなしにすると説明がある。
途中で腹痛になってトイレに行きたくなっても退室しやすいナイスな計らい。
今回の都教委の報告事項は4つ。
(1) 中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度東京都立高等学校入学者選抜等における配慮事項について
(2) 都立大島海洋国際高等学校の学校再開の行程及び学科改編の延期について
(3) 東京都中学校英語スピーキングテスト事業に係るスケジュール等の変更について
(4) 東京都教科用図書選定審議会(第2回)の答申について~教科書調査研究資料について~
(2) 都立大島海洋国際高等学校の学校再開の行程及び学科改編の延期について
(3) 東京都中学校英語スピーキングテスト事業に係るスケジュール等の変更について
(4) 東京都教科用図書選定審議会(第2回)の答申について~教科書調査研究資料について~
興味があるのは(1)と(3)
7か月後に迫っている(1)を聞くためにわざわざ新宿に来たと言ってもいい。
◆2021年度都立入試で除外される範囲
詳しくは月曜に記事にするが、受験生のキミたちはまだ気にしなくていい。
とにかく目下やるべきことは1学期の定期テストと通知表の成績で目標点に達すること。
都立入試で出題範囲から除外されるのは以下。
国語
・中3教科書で学習する漢字
そもそも都立入試の「漢字書き問題」は小学校の漢字しか出ないのは周知の事実。
よって読み問題についてのことである。
数学
・三平方の定理
・標本調査
これはデカい変更点。
都立入試の最終問題は空間図形で、立体の高さを求めたり辺の長さを求めたりするのに三平方の定理は絶対に使う。過去の出題内容と照らし合わせて、もう少し掘り下げた記事を書く。期待されたい。
私の予想は「三平方の定理を使わなくても解答できるが、知ったた方がラクに解答できる問題が出る」である。
標本調査は今まで出たことがないので、いっさい気にしなくていい。
英語
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
これもデカい。
関係代名詞が出なかったことなんてない(はず)
おって過去問題を検証・解説する。
社会
・『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
・『私たちと国際社会の諸課題』
・『私たちと国際社会の諸課題』
「国民の生活と政府の役割」とはなにか。
具体的には「税金と歳入・歳出について」や「社会保障の仕組み」や「少子高齢化」など。
これはそんなに大きな影響はないだろう。
理科
・『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
・『科学技術と人間』
・『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・『自然と人間』
・『自然と人間』
力学的エネルギーだけが出ない。仕事は出るということ。
順番で行けば2021年度の理科大問6は力学なのでやや面倒。2019年度入試では大問6で力学的エネルギーが出ている。
ここも検証していく。
今回の記事は概要にとどめ、詳しくは次回以降で伝えていく。
今の時期に分からなくても、目を通しておいてほしい。後で「そういうことか」と気づけるからだ。
◆余談
会の中でも「おおむね7か月で学習できる範囲までを出題範囲とする」という発言があった。
加えて「(入試範囲外だが)学年中には最後の単元まで学習する」という口頭説明もあった。
都立入試に出ないから中学校で学ばない、ということではないよ。
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