[2022年3月11日 更新]
◆塾はブランドで選ぶな
世の中にはたくさんの学習塾がある。
1991年には45,856件ほどだったが、2014年には55,037件となった。
しかし、コロナ禍前の2019年で52,699件と減少している。おそらく2021年はもっと減っているだろう。
とはいえ、20019年でバブル期より15%も塾が増えたのだ。
なお、生徒数50名未満の中小教室が半分以上を占めている。
個別指導塾が増えているのが大きな要因だ。一人当たりの単価を上げ、小さな店舗でも利益を上げられる仕組みだからだ。
塾探しをする中学生の保護者にまず言っておく。
「塾に丸投げしては、塾のお得意様になるだけ」だ。
まずは塾が必要かどうかを見極める。
必要と判断したなら、どんな塾が適しているのかを考えることだ。
中学生の子どもなら「楽しそう」だとか「先生が優しい」、「友達がいる」といった理由で塾を選ぶこともある。
高いカネを払って、そんな塾に入れてはダメだ。
◆塾を選ぶポイントは2つだけ
まずは「通いやすさ」
遠ければちょっと雨が降っただけでもサボりたくなる。帰りが遅いと親も心配だ。
都内なら自転車で15分以内が妥当。雨や雪で自転車に乗れないこともあるだろう。
(雨や雪で塾を休ませるくらいなら、最初から塾に入れないでほしい。先生は準備をして待っている。迷惑だ)
もう一つは「いい先生」
一言でいえば”知識と熱意”がある先生だ。
このサイトでもたびたび書いているが、あまりに知識のない塾講師や教室責任者が多すぎる。
ある大手塾(eナ)は、新卒で入社して2,3年で教室責任者になる。
その負担に耐えられず教室長がころころ変わる教室も少なくない。
中学生向けの塾で、都立高校入試の出願日すら知らない馬鹿な先生もいた。
入塾する前に、先生にこんな質問をしてみよう。1つでも答えられなければ異常。
「永久歯って28本だっけ?」と言うような歯医者に行こうと思うか? それと同じレベル。
1.都立高校入試日と発表日はいつですか。
2.都立入試の試験時間は1教科何分間ですか。
3.換算内申って何ですか。
4.観点別評価って何ですか。
5.英語のスピーキングテストっていつから始まりますか。
2.都立入試の試験時間は1教科何分間ですか。
3.換算内申って何ですか。
4.観点別評価って何ですか。
5.英語のスピーキングテストっていつから始まりますか。
◆とりあえず資料請求を集めよう
パンフレットはタダでもらえる。近隣の塾に電話かホームページから請求するといい。
料金はもちろん、一言でもコメントや手紙が入っていたらいい塾の可能性が高い。
複数の資料請求をして、行ってみる順番を決めよう。
できるなら2つ以上の塾を比較すること。1つでは気づかないことが比較すると見えてくる。
その際はくれぐれも塾〇ビなどの塾比較サイトから問い合わせないようにした方がいい。
塾ナ〇より、その塾の公式サイトを見て問い合わせした方が喜んでもらえるだろう(おりぐち個人の感想です)
塾に中学3年間通えば、数十万円はかかる。
安易に決めないこと。
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