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英検,漢検,数検のどれが受かりやすいか

◆検定3級なら「数学検定」がもっとも取りやすい
中3になると英語検定(英検)や漢字検定(漢検)を受ける子が増える。
一般的には知られていないが、数学検定(数検)というものもあり、この3つで三大検定とも呼ばれている。

中3が検定を受ける理由の一つが、私立高校の併願優遇を取る際に加点されるから。
都立高校入試では検定を持っていても加点などは一切ない。都立高校に受かることに注目すれば、検定を受けるメリットはない。

とはいえ、私立高校受験をするにあたっては持っていて損はない。
では取るべき検定と級はどれなのか。

まず取るべき検定はどれでもいい。
自分が得意な検定を1種類だけ受けよう。
2検定で同じ級、例えば英検3級と漢検3級を持っていても、旨みはほぼない。

私が生徒に薦めているのは
数学検定 → 英語検定 → 漢字検定 の順だ。

◆数検を薦める理由は2つ
難度が低く、学校の定期テスト対策や入試対策をしていれば十分受かる検定だからだ。
特殊な問題も出るが、それを捨てても合格することは可能。
数検は中3の2学期に受けることを薦める。1学期でも十分合格できるが、中3内容をほぼやっていない状態なので「できた」と手ごたえを感じにくい。

逆にいちばん面倒なのが漢字検定。
入試対策として漢字の読み書きは勉強するだろうが、都立入試だけを見れば中学校内容の「書き」問題は出ない。
よって漢検の「書き」対策と都立入試対策はまったく別物になる。
さらに漢検は「筆順」や「部首」や「四字熟語」なども出る。

もう1つの理由は合格率が高いことだ。
下の表は、各検定の公式発表をまとめたもの。
英検は公表していないので、数値はない。
kengort8.png

合格率は圧倒的に数検の方が高い。
「数学が苦手な子はそもそも数検を受けない」という傾向はあるにしても、数値が示すとおり合格しやすいのは数検である。

漢字が好きで受けたいのなら一向に構わないが、併願優遇のために検定対策するのには時間がかかりすぎる。
「漢字だからなんとかなるでしょ」と甘く見ていたら絶対に受からない。
これが漢検を薦めない理由だ。

英検は選択問題が多いので、「まぐれで受かる」ということもある。
漢検はまぐれで合格はまずない。
よって、
1つ受けるなら数検
 2つ受けるなら数検と英検
 が私の結論だ。

◆英検申し込みは明日まで 
なお2019年度第一回の英検は、明日5/9(木)が申込み〆切。
ネットで出願できるので、受検したいのなら今日中にすることをお薦めしておく。

自分で勉強してもかまわないが、自信がないなら英検はタブレット学習がお薦め。
塾と違い通う必要もなく、1~2ヶ月だけの利用もできる。
「旺文社 英検ネットドリル」なら、iPhoneやパソコンでも受講できる。
単語テストや過去問題も受けられるので、別に問題集などを買う必要がなく、これだけでこと足りる。

下の項目に当てはまるのなら、英検ネットドリルは向いていると言えよう。
・英検で不合格が続いている
・2次試験対策に塾へ通う時間がない
・費用が安く優れた英検教材を探している
・勉強の進め方が分かりやすい教材がいい

もし英検に不合格だった場合もIDは1年間有効なので、6月に受けてみてダメなら10月に再チャレンジすればいい。
追加受講料金等は一切不要だ。


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