[2020年11月27日 更新]
都立高校は「分割募集」を行う学校がある。
1月の推薦入試の後、一般入試では「第一次募集・分割前期募集」と「第二次募集・分割後期募集」 を行う。
「第一次募集・分割前期募集」は、各都立高校が「第一次募集」か「分割前期募集」かを決めておりどちらか一方だけ行う。
カンタンに言えば、
第一次募集…この募集で定員までを合格させる。
分割前期募集…定員まで合格させず、20~30名の定員を余らせる。
第一次募集で定員に達しなかった高校は、第二次募集を行う。
2019年度の日比谷高校のように合格後の辞退者が多く、入学手続き者が定員を割れたため第二次募集を行う例もある。異常事態だが。
つまり第二次募集を行うかどうかは受験日の2/21までわからない。
出願締め切り日の時点で定員割れなら必ず第二次募集を行うけどね。
一方、「分割前期募集」する高校は必ず「分割後期募集」も行う。
今回は分割後期募集を行う学校をまとめた。
◆23区の普通科は11校
田園調布
八潮
深沢
田柄
大山
足立新田
竹台
淵江
青井
日本橋
南葛飾
山崎
羽村
府中東
普通科区部は11校、多摩地域は山崎、羽村、府中東の3校。
野津田は体育科のみ分割募集する。普通科はしない。
田柄は普通科も外国文化コースも分割募集する。
ご覧の通り、分割募集する高校の学力レベルは高くない。
もし分割募集しなければ「定員割れで全く勉強できない生徒でも合格してしまう」ので、前期募集の定員を減らし少しでも生徒の質を上げたいという狙いだ。もっとも分割募集して定員を削っても定員割れする高校はある。
学校名が緑色は2020年度分割前期募集で全入(受験者全員が合格)だった高校だ。
◆エンカレッジスクールは全校実施
エンカレッジスクール全校と昼夜間定時制単位制の5校が実施する。
新宿山吹高校は実施しない。
蒲田
足立東
秋留台
東村山
練馬工業
中野工業
一橋
浅草
荻窪
八王子拓真
砂川
2020年度の分割前期募集で全入だったのは中野工業高校だけ。
蒲田高校は女子だけ全入だった。
<過去記事:エンカレッジスクールとチャレンジスクールの違い>
◆田園調布だけ別格
分割後期募集する中で田園調布高校がもっとも上位レベルだ。
一般入試に絞っても、定員割れするような高校ではない。
もっとも田園調布高校も2006年度までは分割募集をしておらず生徒集めに苦戦していた。2006年度の一般入試実倍率は男子1.06倍、女子1.02倍と全入すれすれ。
高校の先生にとって手間はかかるが「絶対に都立に行きたい、1次募集で落ちた優秀な子」を集めるには分割募集に変えるのはアリだと思う。
八王子東とかやっても面白いんじゃないかな。
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