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「絶景」苗木城跡(中津川市)散策

2018年10月26日 | 歴史の道/中山道

2018/10/22(月)晴れ
中山道・落合宿近くにある自然石の巨岩を利用した石垣が魅力的な山城、国指定史跡「苗木城跡」苗木藩遠山氏は、1万石で唯一、城を持った藩主である。
1520年代に遠山氏は、武田と織田の双方との関係を持ちながら、争いを避け家系を継続してきた。その後、豊臣家に城を追われたが、再び城を奪還し、遠山氏は明治=1871(明治4)年に至るまで、この地を治めた。
面白いのは、明治になり「廃仏毀釈」が行われましたが、藩主が勘違いし、領地にあるお寺はすべて廃寺、仏壇もすべて処分してしまったそうです。したがって、この地ではお葬式がすべて神葬祭だそうです。ホント!(ガイドさんのお話から)

小さな城ではあるが、本丸、二の丸、三の丸、武器蔵、御朱印蔵、的場(弓の練習場)、大奥など本格的な城形式の機能を持つ点には、興味深いものがある。
さらに、長い時を経て石垣が築かれ6種類もの積み方が同じ城内に存在することも注目したい。


天竜川から城郭は170mの標高差を持つ。

左側、足軽屋敷から吹上門。

巨岩をうまく石垣に取り込み利用されている。

こちらも石垣に、巨岩を取り込んでいる。

馬洗い石。石の上に馬を乗せ、城下から馬を洗うのを見せた。武田氏にこんな高いところに馬が洗えるほどの水があると思わせた。そのため武田氏は驚き攻めなかったといわれている。・・・水と思わせたのは、実際はコメを使ったらしい。

天守展望台からは、恵那山と中津川市街地を望める。

リニア新幹線が通り、木曽川を望む風景はイメージが大きく変わりそうです。
天竜川上でパイプ状の新幹線路が露出、右側台地には、リニア新幹線の本線路で唯一の操車場ができるらしい。
いずれにしても、この景観は大幅に変化することでしょう。



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