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両神山のもう一つの顔(八丁峠ルート)

2016年05月16日 | トレッキング

2016/5/15(日)晴れ

早めに出発し、7時過ぎに八丁隧道駐車場到着。すでに、2台くらいの空きスペース程度しかなかった。
最初から鎖場があり、「こんなルート」かとちょっとびっくり。やや霧がったお天気のなか、八丁峠までは鎖場が数か所はあるものの、ごく普通の山道を登る。
途中、シャクナゲやミツバツツジの花が咲いており、しっとりした感じが美しい。八丁峠からの道は一転、様相が変わり岩場の連続になる。しかも、殆ど垂直の岩場をアップダウンしなければならない。
標 高の低い山ながら、岩場が多く、やせ尾根あり、そしていくつもの峰を垂直アップダウンする。これほどに険しいルートはまずないだろう。途中、長い垂直の岩 場を登ったところにある龍頭神社に着いたときには、自然に「ここまでの安全」のお礼と「この先の安全」を願って安全祈願をしていた。
鎖は一人ずつしか使えないため、岩ごとに待ち時間が多くなり、進行速度を上げようにならない。
狭い頂上に着くと、そこは人で溢れかえっていた。歩行もままならない。
トレッキングポールを持っている人が目立ったので、日向大谷からの表参道の登山者が多いのだろう。
頂上での食事場所が確保できず、やや離れた場所で休憩した。

下りもいくつも峰越えがあり、アップダウンは変わらず、単に下りルートだけではない。
帰り道の途中、ヤシオツツジの花びら落ちが鮮やかであったのは印象深い。
メンバー全体の疲れをみながらルートを通してゆっくりで、遅めの下山ではあったが、下山時の達成感、喜びは感慨深いものがあった。

下山時の、八丁隧道駐車場は遅くに来た路上駐車の車も含め、6台しか残っていなかった。
つけ加えておきたいのは、ここのトイレはバイオ処理で清潔なものであった。但し、男女各1名しか利用できない。

昨年、登った「白井差ルート」は優しい初心者向きのルートであったが、今回の「八丁峠ルート」の険しさは、百名山のなかでも特別であろう。単独の行動は、上級者でない限りお勧めできない。
雨天時は岩が滑りそうなので、自信のない人は止めておいた方がいいだろう。また、八丁峠から頂上まではトレッキングポールは不要であるが、ヘルメットはできればあった方が良いでしょう。
これほどまでに、ルートによって極端にことなる顔を見せてくれる山は珍しい。

全行程(休憩含む)9時間30分
歩行時間不明
9.7km 17,556歩


八丁峠からは、こんな岩場の連続(ここは上り。)・・・気を抜けない。

そして、今度は下り。

向かいの岩をよじ登る人たち。

頂上から、乗り越えてきた山々を眺める。

混雑する頂上の一角。

足がすくむような風穴。下から吹き上げる風が涼しくて気持ちがいい。

こんなやせ尾根も。・・・慎重に!

龍頭神社下の下りの岩場

(出会った花たち)ミツバツツジ

(出会った花たち)シャクナゲ

(出会った花たち)ミツバツツジ

(出会った花たち)ヤシオツツジ

(出会った花たち)イワカガミ

下山時の駐車場。皆さま、お疲れ様でした。



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