〈老父母〉トシオ と スエ

老父母の画像〈家族の記録〉

豪雨 助けられた少年

2018-10-08 23:00:38 | 日記
木の根を掴み、バタ足で濁流から持ちこたえていた少年(私)。

時間にして10〜15分程だろうか、そろそろ疲れてきたなぁ、て思ったその時、父が「おい!」と助けに来てくれました。

水際から見上げた父の頼もしい顔、今もしっかりと覚えています。

「 掴まれ!」
力強い父の手で引き上げられ、少年は九死に一生を得たのでした。

泥水を飲んだり溺れたりした訳ではないので、引き上げられた後はすぐに着替え、何事もなかったように遊んでいたと思います。


先日、何十年振りかでその話を父に聞いてみました。
「あの時ってさ、どうだっけ?」
「おぉ、あの時はな....」

あの日、
父は近隣の人達と壊れた橋に座り、世間話をしていたらしく、私が笹を持って歩くのを遠くから見掛けたそうです。

30分程経っても、戻って来る姿を見せない息子を心配し、やっと探し始めてくれました。

そして堤防から落ちた息子を発見した、と。

おいおい、もっと早く助け来てよ! と話を聞いた私はツッコミを入れたのですが、それでもあの時の私にとって、父は「救世主」又は「ヒーロー」だったんでしょうね。

「はい、ありがとうございました」と、45年振りのお礼を言いました。

↓↓ 私のヒーロー





....



最新の画像もっと見る

コメントを投稿