父 顔剃り

父が来店しました。（私は理容院 店主）顔剃り中、シャボンが余ったので父にイタズラして撮影。
「コレ遺影にしていい？」と聞くと「おぅいいよ」と言ってくれました。

こんな冗談が笑って言い合えるのは後何回だろうかと想う....


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昼飯後の老母

母の用事で、各地各家を一緒に廻っています。途中 定食屋さんで昼食。
食後の母を撮って見せると「こんな口じゃお婆さんみたいで嫌だや」と。
なのでモザイクかけて「これでいいでしょ？」と 聞くと 笑ってOK出ました。



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トシオのコイバナ あとがき

その時、父は何て返事したのか、どのような対応したのか。それを聞くのを忘れてしまいましたが、
以上が、父のボソっと口を開いた、
「あれはあんな晴れた日の事だったなぁ」って話の一部始終です。
その後、母とお見合い結婚、私を含めた３人の子供が生まれました。
ヨッちゃん、噂では今でも元気なようです。

父の入院中、本人に「誰か呼んで欲しい人居る？
なんだったらヨッちゃん呼ぼうか？母さん見舞い来てない間にさ」と、笑いながら聞いてみた事があります。
「いやぁ、いいな、やめとけ やめとけ」
ややニヤけた顔で返事してきました。


ƪ(˘⌣˘)ʃ



このブログは私が撮った父母の写真の置き場として開設したものでした。
入院姿等、他人には見苦しい画像もありますが、私には大事な記録です。
開設しばらくすると、家族以外でのアクセス数が多少ありまして、それなら父の恋話も面白いかなと書いてみました。
拙い長文すみません、文章書くって難しいですね。有難うございました。




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コイバナ 最終話

嫁ぐ日の前日、ヨッちゃんがトシオの元を訪れました。
天気は晴れ。トシオは家業のみかん取りをしている時です。

「色々お世話になりました。明日行く事になります。」

大人達の都合のいいように振り回され、ここに来ている事さえ勇気が要ったと思います。
小春日和、秋のある晴れた日の風景。お暇乞い (いとまごい) っていうのかな。


その時の2人の心境ってどんなだったんだろうと思います。
その後の人生で2人はしっかりと「運命」ってやつを受け入れて行ったのでしょうか。

そして翌日、ヨッちゃんは東の町へと 嫁いで行きました。


昭和35年前後。
父トシオ、昔々の恋話でした。

終わり。


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コイバナ 第10話

源次郎さんは継父です。
父の、本当の父親は日中戦争で戦死しました。
トシオ3歳。
実父とは戦地へ向かう前夜に一緒にお風呂に入った、という薄い記憶が唯一残ってると話していました。

（その実弟が家督を継ぎ、継父となりました）
血が繋がってるとはいえ、源次郎さんとは少なからず気を遣いあって生活してきたようです。

「じゃ、ヘイさんに文句言えば良かったじゃん！」と父に言ってみます。
「それがわかった時はかなり後だ。今更 何か言ったってなぁって思ったよ」
「運命だと思うしか ねぇじぁねぇか」と父は答えました。
「運命」なんて 勝手な後付けの言葉。不条理な出来事をそれが運命だったと納得させるしかなかったのでしょうか。

その後、ヨッちゃんは ヘイさんと親の勧めで隣の市へ嫁ぐ事になったのでした。


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