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森進一には歌はせない おふくろさん

2007-02-20 19:20:51 | Weblog
森進一 勝手に歌詞加えて作詞家激怒(スポーツニッポン) - goo ニュース
日本の演歌界の大御所森進一が作詞家の川内康範に無断で、楽曲のイントロの部分にセリフ付きの歌詞を勝手に入れて大問題になっている。

おふくろさんの歌のイメージを効果的にするために、即興的に言ったことが受けて、それから始まったのではないかと思う。これは原曲に書かれていないから明らかに原曲を改編したことになる。著作権の侵害もいいとこだ。

 いつも心配かけてばかり いけない息子の僕でした
 いまではできないことだけど 叱ってほしいよ もう一度

   おふくろさんよ おふくろさん
   ………………

川内氏は取材に対して、アレンジの部分は感動的でいいと評価しながらも、いまだに何の説明も断りもなく何年も歌いつづけるのは、義理的人情を重んじる演歌界では許されるものではないと厳しく批判的なコメントで訴えていた。

おふくろさんの原曲をあたかも自分の母親の歌かのように、勝手に書いたフレーズを挿入して歌うのは、作詞者に失礼だし思い違いもはなはだしい。作詞家の知的財産をあまりにも軽視している。

森進一はおふくろさんの歌詞を、自分の母をイメージして書かれたとおもっているが、今年86歳の川内氏は決して森進一の母を意識して書いたわけではない。あれは自分の母親をイメージして書いたと記者会見で述べている。これは真実だとおもう。

自分の母親だから、あれだけリアルにに書かれているのだ。
川内氏が自分の母親をイメージして書いた歌詞に、森進一が勝手に自分の母親と自作のセリフを重ね合わせて歌っているにすぎない。

道義的にいっても即興的なフレーズとしかおもえないセリフを、なんの了解もとらずに堂々と歌う態度は非見識としか言いようがない。その辺の事情説明を、2月17日に川内氏、森進一ら関係者が集まって行う矢先に、森進一がドタキャンして話し合いがお流れになった。

立腹した川内氏が「もうオレの歌を歌わせない」と電話で伝えると森進一本人が「結構です」と言ったというが何を勘違いしているのだ。

それより勝手に原曲を変えてしまった非を真っ先に謝るべきではなかったのか。これでは開き直りとしかとられないだろう。川内氏と絶縁すれば、おふくろさんや、花と蝶などの名曲ががフアンの前から消えてしまう。

それでも結構ということは、 謝るくらいなら自分のプライドを守るほうが大事と思っているのか。これではフアンもたまったものではない。

今晩(2月20日)HHKの歌謡コンサートに森進一が出場するが、川内康範氏に結構ですと大見えをきったいじょう予定されていた花と蝶は歌えないだろう。

当日何を歌うかわからないが、こんな裏事情があからさまになったからには、歌より先に川内氏にテレビを通して謝罪すべきではないか。

もっとも17日の話し合いをドタキャンした理由は、森進一の血圧が180で危険を伴う状態ということだがら、おそらくNHKの歌謡コンサートには出ないだろう。

もし出演したとしたら高血圧は作り話と思われても仕方ない。かりにそんなことになったら森進一は86歳の老作詞家の川内康範の心を踏みにじったにも等しいことをしたことになる。

ちなみに川内氏は記者会見で法的手段も辞さない言っていた。

森進一が高血圧で話し合いをキャンセルしておきながら、よもやNHKに高血圧をおしてまで出ることはまず考えられない。NHKもそのへんのことはわかっているだろうから高血圧(180)の森進一をステージに立たせなないだろう。

仮に出演したとしたら森進一は作詞家の川内氏に仮病をつかって、NHKには何食わぬ顔で出演したことになる。

出演するかしないかは森進一の良心が決めることで結果はまだわからないが、もしNHKに出演したとしたら彼は社会的な批判を受けて、人格的な信頼を失い人気の失墜にもつながりかねないだろう。

世間はそんなに甘くない、早急に作詞家の川内康範氏に謝罪することだ。