大名古屋ビルヂング高層ビルに仲間入り
名古屋の高層ビル街に、このほど(東京三菱地所)大名古屋ビルが参入
を表明した。 オフィスビルとして昭和37年に地上12階建ての近代的ビル
としてお目見えしたときは、名古屋駅前の風景が一変して駅前の表玄関が
脚光をあびて、名古屋駅と対峙するかのように威容を誇った。だが近年ミッ
ドランドスクェアやJRセントラルタワーズの二百五十メートル級の高層ビル
に先を越されてすっかり影を潜めていた。 おくらばせながら名古屋の高層
ビルの先駆者としての面目を 保って、三菱地所は2015年度を目標に地上
三十八階の ビルの建設をすると発表した。やっと大名古屋ビルヂングがダ
ウンタウンの一角に頭角をあらわすのかと思うと、昔、大名古屋ビルの屋上
に森永製菓の球体の広告塔がぐるぐるまわっていた光景が
彷彿とよみがえってきた。自宅から15キロの高層ビル街を、昔を偲んで撮った。