有松の絞まつりにきて旧東海道を歩いていると、家の軒先に
人だかりしている。覗いてみると高齢者が横一列に並んで
有松絞を結っている。
名古屋城築城のさい、九州から大量に人材を集めたという。
豊後の地から来た人たちから絞の技法が伝わり、以後4百年以上に
わたって有松の伝統工芸として受け継がれてきたという。
こうして現代まで伝承されたのか。
絞まつりには問屋も店内を開放して、客が自由に選んでいる。
一見して絵か写真のように見えるが、これはちゃんとした絞の生地で精巧に
絞った絞りの作品である。有松絞りの鹿の子絞りである。
モデルはオードリーヘップバーン