南部吟遊詩人の写真館

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岩手山に登ってきました ⑤七滝登山口から(後半・ついに登頂??)

2021年10月01日 18時01分17秒 | 岩手山
まあ、普通に続けるんですけどね。


ここまで来て諦めるとかありえないじゃないですか。


山は紅葉できれいなんだから。

まあ、休み休み行けば何とかなるでしょ。

なんか、河原というか湿地帯みたいなところに来ました。


ここが、「お花畑」でしょうか。

どうも違うようです。
秋だから高山植物が花をつけていないため、というわけでもなさそう。

うーん、夏前は奇麗な感じになりそうだ。


ただの水たまりには当然、生き物の影も見られません。


こんな荒涼としたところを過ぎていきます。


そこかしこに水の流れた跡が見えます。

わかりますかね…?いつの時期に水が流れているのか、よくわからないのですが…。

なんだかポイントらしきところに来ました。


山頂まで3.9kmらしいですよ。

県民の森から7キロ歩いてきたわけですが、この後の道のりも非常に長く感じます。
けっこう体力の枯渇した私にとって、このあとの3.9キロは地獄でしょうね。

まあ、それでも歩くんですけど。


結構狭い道です。

しかも今回は湖も見たいし。

少し穏やかな道です。


またぬかるみエリアに来ました。


川沿いを行きます。


水がきれいですね。


透明感半端ないっす。


ずっとこのくらい穏やかな道だといいですが、岩手山のことだから、絶対そんなわけはないわけで…。


だんだん、川沿いから、


川の中を歩くような感じになります。沢登りみたいです。


まあ、このくらいはまだましです。


そんなに傾斜がきついわけじゃないですからね。


この辺は川の中を歩くコース。


地層を発見!


でも、化石はなさそう。


そのあと、少し森の中を通りつつ…


木道のある所に出ました。


木道って楽(*^▽^*)  大好き!


天気いいなあ、あっちは「鬼が城」かなり標高高そう。




開けたところに来ました。


この辺が「お花畑」でしょうか?


ポイントを発見!正面に岩手山が見えます。

っていうか、岩手山、すっごく遠そう…。
ホンマにたどり着けるんかいな…(´・ω・`)

どうも、水の枯れた後のようです。この辺はもとは湿地帯だったのでしょうか。


雪解けの後でないと水が張らないのかもしれません。


さっきの標識です。


この辺が「お花畑」で間違いないようです。

岩手山までは3.1キロ…遠いな…山道の3キロって。
で、今回は「御釜湖」も行ってみたいところでした。

寄り道します。


少し藪の中を通ると、


またも開けた場所に出ました。


分岐に水が溜まっています。


どうやら、平笠不動の方面に出られるようです。

他の地図では最近通行止めになっていたような情報もありましたが、行けるのでしょうか…?

逆側のこちらは行き止まり。昔はこっちから湖に行く道もあったのかもしれません。


少し、藪の中を行きます。


ちょっと歩くと、すぐに


御釜湖が見えました。


すぐに御苗代湖もあるようです。


しかし、この御釜湖、木が邪魔で水面を見渡せるポイントがないのが残念です。

周りは断崖絶壁ですし…。まったくいいポイントはありそうにないです。

さらに下に進みます。


と、いうか降ります。


出てきました!

まあ、当然なんですが、湖畔はかなりぬかるんでいます。
整地されているわけがないし、人が訪れることもかなり稀なのでしょう。
歩くのにけっこう注意が必要です。

「手つかず」とまではいかないまでも、そうとうに自然の状態が保たれているのでしょう。


ぐるりと、

眺めます。






う~~ん、感動です。よくぞここまで来ました。

さて、生き物はいるのか。見てみましょう。


よ~く、目を凝らしてみます。




オタマジャクシらしきものが見えますね。




秋のこの時期にオタマジャクシとは変な感じがします。
いつカエルになるのでしょう?
魚がいるかはわかりませんが、とにかく生き物はいました。


さて、帰りますか。
御釜湖まで帰って来て、岩手山が見えます。遙か遠い道のり…。


この御釜湖は小さすぎて山頂からは見えないはずです。見えているのは御苗代湖のはず。


先ほどの「お花畑」に戻ってきました。


ここから、山道に行きます。


けっこう小石のゴツゴツしている、森の中。


だんだん、斜度が出てきます…。


分かってはいましたが、


こういう案内があって、頂上まであといくらかわかるのですが、


ガス欠を起こしている自分には正直、しんどい。3キロ弱もはるか遠くに思える。


さっきの「お花畑」が標高1500mくらいなので、ここから500mは上がらないといけないのです。


倒されていますよ…。クマにやられたんですかね?


だんだん、斜度がきつくなってくる。


それでも確実に距離は縮まっていく。


先は長い…。


それにしても、小刻み過ぎない?


森は続くよ、


どこまでも。

ロープの場所もあるのね…。

まだ、「お花畑」から半分来ていないんだ…。


アカン、へばりそうや…。

明るくなってきた…。

(続きます。この辺で体力が底をつき、けっこうギリギリの状態でした。果たして私は下山できるんでしょうか…?)

突然視界が開けました。眼前に広がるのは「鬼が城」の端の岩山!


あの二本のツノっぽい岩が本当に「鬼」を髣髴とさせますな。


後方を振り返れば続く「鬼が城」。今回は体力の関係で行けそうにありません…。


「鬼が城」のはるか後方。山が色づいています。


いままで来た道。

いつの間にやら、本当にはるばる来ました。天気が良くて、ほんとうによかった!!

サンダル忘れている人がいますよ…。


もう一度、撮ります。本当に、いい景色ですね。秋の青空!

最高です!

さて、それはそれとして目の前の現実(崖)に取り組みましょう…( ;∀;)


あと、右側の岩がとても気になります。

あの積み上げられた石垣のような壁!あれは自然の造形何ですかね…?

この辺、ホンマに斜度キッツいですわ。

あと少し登れば、「不動避難小屋」付近の平地に出ることは分かっているんですが…

しんどい…。

頂上が見えてきました。

オータム・スカイブルーです。素晴らしいっすね!!!(*^▽^*)

あの岩の壁が近くなってきましたよ。ぜひ、間近で見てみたいものです。


ようやく、平らな場所に出てきました。八合目です。


山頂の釜のフチが見えます。


写真では分かりづらいですが、もう釜のフチを歩いている人がチラホラ見えています。


しかし、焦りは禁物。もう、こっちはヨロヨロなんです。まず、休まなきゃ…。


山頂を見ながら、まず一息。

この辺はベンチとか設置されていて、本当に助かります。

みんな休憩ですね。


さて、そろそろ行きますか。


あとはいつもの道です。

しっかし、本当に人が多いなあ、今日は。

でーーっかい雲、発見。


あっちに八合目避難小屋が見えますね。

人もいっぱいいますよ。

不動平の方を振り返っても、人がたくさんいるのが分かります。


さあ、釜のフチに来ました。


山頂までもう少しです。


さっきの不動平が、今度はこんな風に見えます。


視線を上に向ければ、広い空と下界までが見渡せます。

What's A Wonderful World!!!!

山頂のあたり、けっこう込み合っていますな。


ちなみに、火口にはこんな石組が…。なんなんですかね、アレ。


あっちは、平笠不動避難小屋です。

焼走り口と上坊口から登るとあっち経由になります。

八幡平リゾート界隈が見えます。

ちなみに、白い建物は「八幡平ロイヤルホテル」。
近々、廃業することが決まっているそうです。地元の名門ホテルだったんですがねえ…。

さっき見てきた御苗代湖が見えます。

左手の平地が「お花畑」。奥の白い谷が「大地獄谷」でしょうか。

火口の盛り上がり、「茶臼岳」ですね。


ようやく、山頂に着きました。

出発してから、約6時間。もうヘロヘロでございます。限界です。

つーか、盛岡駅前かってくらい混んでいます。


なんか、テレビ局の取材も来ていますし。


さて、ここからは山頂からの眺望を八幡平(北)から西→南→東へとカメラを回していきます。左回りってわけですね。













↑釜のフチが見えますね。

雲が本当にでかいですね。




いやあ~~山頂は本当にいいですわあ…。(*^▽^*)

そして、帰り。

いや~~もう、体力スッカラカンですわ。

おっかないのが、この「大地獄谷」

狭い!!!!

そして、両側が崖。


ざらざらの小石でできた丘。
これ、滑ったら死ぬんじゃない???

すんごい下まで一気に落ちそうな感じするんですけど…。


これを、歩けと????

右は谷川。
左は硫黄ガスの谷間よ??(*´Д`)

この「大地獄谷」って、登山者が「地獄」に落ちるからそういう名前なん?????(*´Д`)


と、いうわけで、みなさん、ご注意ください…( ;∀;)


大地獄谷を過ぎれば、後はもう命の危険はないし、楽なもの。
しかし、もうガス欠です。
出口にたどり着くのが先か、エネルギー切れで倒れるのが先かというチキンレースの開始でございます。


しかし、秋の夕闇の森は本当に美しい。


歩くこと3時間弱…。

ついに出口。


県民の森にたどり着きました。
無事、生還でございます。

【総評:七滝登山口】
キツイ!

以上…。( ;∀;)
よっぽどの健脚者でないと、七滝はツラいのでは…。

【撮影日:2021/9/20】

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