南部吟遊詩人の写真館

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岩手の紅葉09 ~岩洞湖より愛をこめて~

2009年10月20日 21時48分40秒 | その他盛岡市内の観光名所案内
タイトルに深い意味はありません。ご安心ください。


さて、
岩手県盛岡市は本州で一番寒い場所です。
そう言われると盛岡の人は苦笑します。
「それは薮川(やぶかわ)があるからだ」と言います。

その問題の「薮川」は、
↓↓↓この辺です。
左側の物差しみたいなところで、地図の拡大ができます。地図をいろいろ動かしてみましょう。


ここは真冬になると気温がマイナス20度くらいになります。
しかも、それがザラ
(チョーやベーだろ!それ!!
昭和20年1月26日にはマイナス35度を記録しています。
元ネタ→ここをクリックするとその記事がでます。
もとは「玉山村」で「盛岡市」とは別だったので、盛岡市民にとっては「あっちは別世界だから…」という思いでいっぱいのようです。

そんな薮川の方へ、つい先日、紅葉を見に行ってきました。

この辺の「岩洞湖」は紅葉の名所です。

とっても色づいていてきれいでした!!

「紅葉狩り」とは目で狩るもの。頭の奥に焼き付けるもの。
僕のイメージでは見渡す限りの山々が黄と赤と橙に色づいて、そんな中に囲まれているのですが、そういった写真がなかなか撮れずに、とてももどかしい思いがします。
おそらく人は、実際にそんな景色を見ていなくても、脳の中でそう補正して、「そういうものを見た」と錯覚しているのでしょう。


でも、その錯覚こそがその人にとっては「真実の世界」だったりします。

結局、何が「真実」かはその人が決めることで、その人の見た世界しか、その人は信用しないでしょう。

人ひとりごとに「見ている世界」は厳密にいえば違うのですから、人と人が本当に心の底からわかりあうことはとても難しいし、むしろ不可能でしょう。

同じ景色のようでも、人によって見ているものはだいぶ違う…。

だから、人は決して「孤独」から逃れられません。

村上春樹は『ノルウェイの森』でそういう「孤独」をテーマにしていたと思うし、(『ノルウェイの森』は下のほうで紹介しています。)

坂口安吾は『文学のふるさと』という文章で、人間が原始的に抱えるそういった「さびしさ」を見据え、それを人前にさらし、あるいは慰めることから「文学」が生まれたということを言っています。(たぶんね)
↑『文学のふるさと』をクリックするとその本文が読めます。

まあ、そんなに難しいことを考えていたら、

友達もできないし、結婚なんてとてもできないですな!!(笑)


↓↓↓ご参考にどうぞ。(アフェリエイトリンクです。クリックするとアマゾンの購入ページにジャンプします。)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
村上 春樹
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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
村上 春樹
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堕落論 (集英社文庫)
坂口 安吾
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(注)これらの作家にはまると人生ロクなことになりませんから、文学のもつ「毒」には十分ご注意ください。

【追記情報】
今度、『ノルウェイの森』が映画化されるらしいですね。
スポーツ報知の情報
YouTubeのキャスティング情報
映画会社(アスミック・エース)からの広報
「絶対、絶望する!」そう分かっていながらも俺は絶対見るんだろうなあ…。




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1 コメント

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岩洞湖の紅葉 (hiro)
2009-10-25 03:19:15
沢山の写真、拝見しました。今年は岩洞湖の
紅葉行ってませんね。
急いで行ってみましょう・・・
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