
前回のビデオを何度か見て、今回は次の2点の指導をしようと思った。
(1)息継ぎの練習をして、小さな息継ぎと、大きな息継ぎができるようにする。
これによって、音符分だけ、音を伸ばすことを意識させていく。
(2)無理に高音を出そうとしているので、苦しい声になっている。
曲の全てにわたって頭声発生を求めるのは無理なので
高音部分だけ、響く声になるように意識させる。
まず、声出しの練習。
いつもは、ラの音で行っている。
これを、今回はラからはじめ、次第に高い音にしていく。
男子は、早々にゴホンゴホンと咳き込むので、
「オオカミの、ワォ~んの声だよ。」
と指示する。
ずいぶん高い音まで頑張ったので、
子どもたちの正面に貼った「拡大歌詞」に
「この、赤い部分だけは、今の『ワォ~んの声』で歌ってみよう。」
と、赤い枠で囲む。
次に、「拡大歌詞」にブレスの印を描き込む。
息をしていいのは、ここだけだよ。
あとは、息ができないよ。
い~ぱい吸わないと、ここまで持たないよ。
と、話す。
そして、素早い息継ぎの練習を数回行う。
「先生が、指揮で、息継ぎを指示するから
それ以外は、息をつなげるように頑張ってね!」
前回よりは、いくらか柔らかい声が多くなった。
伸ばす声がきれいに響いているような気がする。
が、まだまだ心地よくない。
このビデオを見ながら
次回は、どうしようかな
と、考える。
歌唱の指導をきちんとしたことがないから
こうして、やるべきことを、
ひとつひとつ見つけ
子どもたちと一緒に試してみようと思う。
とりあえず、拡大歌詞を、もっと工夫してみようと思う。
息継ぎ
響く声を意識するところ
デクレッシェンド
音ののび
など、一目で見やすい表示にしてみたいと思う。
2年生に難しい話をしても伝わらない。
ビジュアルに訴えようと思う。
2回目は、それが改善されましたが、全体に弱くなりすぎています。
3回目の歌は、声量はいいですが、荒っぽいです。
4回目は、高音の伸びが引き出されました。しかし、「ひがくれて」の「て」が下がりすぎて重たく押しつけているようです。軽く夕焼け空に上っているように発声できるといいですね。
1回通りした聞きませんでしたので、私の感想は間違っているかもしれません。
それにしてもどんどん子どもたちの歌声が変わってきています。よくなってきています。これは凄いことです。教師の明確な指導と子どもたちの学びの素直さがあるからだと思います。これ2年生ですよね。内面的でとても美しい顔です。目も口も身体の使い方も素敵ですね。
話しは変わりますが、新城の会のとき、幸野先生が、酒井さんはほんとうに熱心だねと褒めていました。私もそう思います。