寒さが厳しくなり、カゼで休む子も増えてきた。毎日2~4人程度のインフルエンザによる休みもある。全校で対策をとっている。
その一つに、『机の上をよく拭き消毒しよう』がある。
放課後戸締まりの確認に回っていたら、森島先生がご自分のクラスの全部の子どもたち机の上をごしごし拭いていた。「大変です。」「ありがとうございます。」と言い、その場を離れた。
ぐるっと回ってくると、森島先生は、今度は隣のクラスの子どもたちの机の上を拭いていた。
「いつも、こうして隣のクラスの机も拭いているのですか?」
と聞いてみた。
「いえいえ、お互いっこです。主任も、私のクラスの机を拭いてくれているのです。」
とお答えになった。
そうこうしているうちに、その主任がやってきた。手には、なにやら試作教材を持っている。森島先生と二人して、その教材をもって理科室へ向かい、なにやら楽しそうに笑いながら予備実験を行っている。
あまり、楽しそうに話されているので、覗いてみた。
「次の算数の導入に使うんですけどね。」
「でもねえ、アイディアは良かったけど、壊れちゃいました。もう一回作り方を検討しなければいけませんねえぇぇぇぇハハハハ.............。」
とまた、お二人して大笑いを始めた。
いい雰囲気だなあと思った。こうして、協力して学年の運営をしている学年は、子どもたちも幸せだろうな、と感じた。
この教材が、どう使われるのか、見てみたい気持ちになった。きっと、子どもたちは大喜びして
「何が始まるのだろう。」
と見つめ、
「早く次の算数の時間になるといいな。」
と、ますます算数が好きになるのではないだろうか?
こういう先生方は、子どもたちに慕われるのだろうなと思った。
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