こう薬

猫砂を買いに行く。かゆみ止めを買いに行く。道を譲らない若いまま。

まったくやな国になった。警笛を鳴らさない。鳥取は静かだ。

町の環境が、人を育てない。ボーリング場しかり。しかられないから、

していいと勘違いする。で大人になって、逆切れする。さらには子供まで

習ってしまう。スーパーなんてひどいもんだ。日本どこでも右側通行。

エビの天ぷら、イカリング、イワシの丸干し。なんかつまみばっかり。

日曜日じゃない。土曜日だ。かなりのにぎあい。ボウリング場はすいていた。

まなじりはいたが、話せず。ほかのおっさんと話している。かなしい。

早くどいて、カウンターを開けてくれ。待たされた。なかなかうまくならない。

レーンに細工が施してあるんじゃないかと疑う翁。全然曲がらない。まっすぐ

仕方ないか、性格だから。曲がってほしいときに曲がらない。後ろから

ついてくるおばさん。散歩下がってついてくる。話が聞こえないか困った。

足早に歩いてもついてくる。そんなに聞きたいなら教えてあげる。歯医者の

話。歯なし。どうでい。おもしろかったかい？。でも家内がいう。ついてきたのは

おばあさんだったよ。この寒いのにやめてくれ。背筋がぞーとなった翁。

散歩の道の階段を上る。怪談。追っかけ婆。用事があるから。落とし物を

届けてくれた。もちろん作り話だが、その婆ほんとに速かった。額にこう薬

貼っていた。