地獄のカラオケ喫茶。歌う曲があればいいが
店の中に客が一人。おネイサンガタ3人が帰って
貸し切り状態。まるで一人カラオケ。ままの
無言の圧力に無理して歌う。10曲は歌ったか。
救世主現る。伊藤美誠。歌う歌う。助かった。
今度は美誠が歌えという。もうひとりはままの
いい人のようなダンディな客。3人になりました。
私の曲はすでに底をついている。ふたりが歌う。
伊藤は録音を取っている。明後日の忘年会に
歌う曲を練習している。忙しそうだ。羨ましい。
しかし低いんじゃないかな。アノケタけた声からすると
歌う歌のキーが低すぎる。言ってあげたいが、かたくなに
標準。下手に言おうもんなら怒られそう。竹取の翁もう歌わないの?
それなら帰りなさい。帰りを促られた。帰りたいのはやまやまだが誰もいない。
ネコしか待ってない。早く帰って家事をしろ。ゴメン何もできない。どうするのひとりなら。
鯖缶にちんごはん。行く末を案じられる翁。そんな年になりました。いいさ子供がいるから。
今時そんな時代でない。じゃ結婚して。私にも選ぶ権利がある。うそ。冗談。空虚の気持ちを抱いて
帰宅。猫を抱く。おまえは見捨てないよな。あのー私は雄ですよ。料理できません。猫の手を借りるって
いうだろう。それは無理。食べるのはできます。特に魚はまかせて。冗談言う間に家内が帰ってきた。
オオ助かった。今日一番の幸福かもしれない。おなかの虫が家内を呼ぶ。寿司桶のちらしずしを平らげる。
何が言いたい。だいたいわかる。カラオケ。きれいに食べました。うそに決まってる。ねこまんま。
ダイエットにはいいかもしれぬ。がアイスクリームは必ず食べる。白糖尿にはなるな。猫砂にありが。
うそに決まっている。今日は楽しい一日だった。うそに決まってる。なんとかして。