平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

コクリコ坂から

2012-07-07 | くらし
ジブリ『コクリコ坂から』のアニメを説明するつもりではない。

映画好きの息子は、よく一人で劇場に行ったり、DVDを借りてきては家族を誘って観ている。そんな息子が、「コクリコ」だよ。「約1時間30分。ジブリアニメにしては短いよね。」「宮崎吾朗は、駿と違って光が指してくる方向まで忠実に再現してこだわるんだ。」そんなことを言いながら、「とーさんも見ないか?」と誘ってきた。。

家族でのDVD鑑賞に私が加わる事は珍しい。朝早い仕事の私にとって、夜のDVD鑑賞は寝不足になる。30分くらい付き合おうか。4人で『コクリコ坂から』を観はじめる。

おー、結構おもしろい。タラチュラカンの様子やメルと俊の心模様などなど・・・。

30分が過ぎ、時計が9時半を回った。床につかなければ。その時である。息子が「続きを観るなら、明日の返却を一日伸ばそうか?」と話しかけてきた。このアニメを劇場で観てきている息子は、このアニメの良さを知ってか、暗に最後まで観る事を勧めているようだ。一緒にDVDを観ていて、そんな事を言われたのは初めてでなないだろうか?ならば、このまま続きを観てみよう。

ううっー面白い。しかも泣ける。

メルと俊が兄妹??よくありがちなストーリーだなぁ。せつないなぁー。がしかし、話はハッピーエンドに。タラチュラカンの生徒達が徳丸社長を納得させるシーンも感動もの。というわけで、結局最後まで観てしまった。いいアニメだった。

「DVDを買おうかなぁ」と言う息子に、「いいアニメだったね。買いなよ、ブルーレイのやつ。いい物は手元に置いておいた方がいいよ。」とさくらんぼ販売で手にした大入り袋を息子に渡す。

確かにいい作品であった。それよりも、息子が私に最後まで観ることを勧めてくれたその気持ちの思い出に、この作品を手元に置いておきたいと思った。

そして、そのDVDが明日届く。
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