鞍馬天狗

木曜日は時代劇の日って感じがするなぁ。今日からスタートした『鞍馬天狗』。
主演は野村萬斎。陰陽師の印象が強いがこの幕末ものではどんな風になるのかとても楽しみ！
本職は狂言師なので普通の俳優とは一味違う雰囲気を持っている。しゃべり方や姿勢、動きなど。
第一話では京の都へ来た鞍馬天狗（この時点では小野宗房） が叔父に会いに行きその後、命を狙われてしまう。

ＮＨＫの大河ドラマでは主人公だった新撰組がこのドラマでは完全に悪役。命乞いをしていようが街中であろうがすぐ斬る。その新撰組に追われていて偶然助けたのが長州の桂小五郎。石原良純が演じていてこの第一話では天気の話題を出すなどキャラの中に入れているのが面白かった。
馬に乗り頭巾をかぶり悪いやつらを斬っていく。佐幕派でもなく倒幕派でもない。ただ悪人を倒していく。
こういった歴史を盛り込みながらのストーリーも面白いなぁ。主人公にいろいろな歴史上の人物が絡んでくる。

悪役の新撰組の中でも近藤勇は常に冷静で戦いより対話をするという他の隊士とは違うスタンスで、主人公の小野宗房とは今後も敵視をしなさそう。ただし鞍馬天狗の場合は敵となって行く。
桂小五郎は味方としてこれからも活躍してくれるんじゃないかな。

『新撰組！』では江戸から、『篤姫』では薩摩から、そして『鞍馬天狗』はそのどちらにも付いていない立ち位置。（桂がいるが長州目線ではない）
同じ時代なのにこんなに雰囲気や人物の関係が違ってくるというのが面白い。
歴史って決まった道筋を昔から勉強していくのだが、こういう違う目線から観たらもっと楽しそうだな～。

今年は日本史にハマりっぱなしの一年になりそう。