検察審査会の強制起訴制度の見直しは必至です。
検察官ですら証拠が不十分と判断したにもかかわらず起訴されて、
裁判が終わるまでの間、刑事被告人という立場で経済的、身体的、精神的に
多大な負担を強いられ、その名誉や社会的地位まで奪われるというのは
あまりにも問題です。
市民感覚を刑事司法に反映させることはいいとしても、そこには感情的に走ってしまう
危険性があります。
無罪推定や無辜の不処罰といった刑事司法の基本ルールや刑罰のあり方を
歪めてしまうことのない市民の刑事司法への参加のあり方を考えなければなりません。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120426-OYT1T00244.htm?from=top