理事をしているNPO法人国際プレゼンテーション協会の定期総会と創立10周年記念フォーラムに参加してきました。
記念フォーラムでは、
「TEDプレゼンを解剖する 笑いと感動を巻き起こす・・・TEDプレゼン」というテーマで、
フランク・ウォーレンというプレゼンターの「50万通の秘密」というプレゼンを取り上げられました。
こんなプレゼンです。 リンクをクリックしてご覧下さい。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/frank_warren_half_a_million_secrets.html
笑いと感動のプレゼンということで、
紹介される手紙は、ユーモアで笑いを巻き起こすもの、感動的なものが、とても良く計算されて並べられています。
そして、プレゼンターは、笑いと感動を切り替えるために間をとり、話し方を変える・・・・
コードスイッチングという技術だそうです。
もう一つ、このプレゼンのすごいところは、とてもリラックスしているというところ。
大きなホールで、大勢の観衆を相手にプレゼンしているのに、まるで、すぐ近くにいる友達に話しているようなプレゼンテーション。聞き手もリラックスして、感情を呼び起こしやすい状態をつくって、笑いと感動を届けています。
人前で話をするときに、せっかくだから聞き手が笑ってくれるような話をしたいと思うもの。
ところが、用意していった話が滑ってしまうということが良くあります。
すべらずに笑いを巻き起こす話をするための技術が2つあるようです。
ひとつは、自虐ネタ。自分の失敗や欠点を取り上げて、笑いにすること。
もう一つの方法は、聞き手をいじること。
聞き手に投げかけて、聞き手の発言に突っ込みを入れる。
聞き手がボケ役、話しては突っ込み役になるということだそうです。
なるほど、明石家さんまさんや島田紳助さんの司会というのは、そういう感じですね。
うまく突っ込んであげる技術は必要ですが、聞き手がネタを考えてくれるので、ネタが尽きることがありません。
万が一すべっても、聞き手の責任なのでダメージも少なさそうです。
笑いと感動のコードスイッチング、ユーモアのあるプレゼン・・・
法廷でも使ってみよう。