津トラ@見聞録

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湯原トライアスロン

2013-09-05 19:17:53 | 参戦レポート

ヒロキさんから湯原トライアスロンの参戦記が届いたのでUPします。 一江

9/1日は、北は洞爺湖から佐渡、赤穂トライアスロンまで、実に全国各地でトライアスロンが行われた日でした。おまけに翌週は倉敷トライアスロンが控えているというのに、我ながらよく湯原まで参戦しようと思ったものだと思います。

でも基本的には岡山県トライアスロン協会が行う行事には、「出来るだけ協力する」というのがヒロキの基本方針。(でないと県協会傘下のクラブである理由がないでしょ。)

台風と大雨の影響で、当日は朝9時集合の予定が2時間繰り下がり、11時集合12時スタートとなりました。日曜日の朝、ゆっくり出来るのはヒロキにとっては実はとても快適な環境です。コーヒーを3杯飲んで、クッキーを食べて、出発したのは9時半くらいでした。雨が気になりましたが、まあ優勝争いをするわけでもなく、こけん程度に頑張ればいいやと考えていました。

参加者は全部で24人。当日参加金2千円を払い、記念Tシャツをもらいました。雨が降って、バイクは危ないので、本来2周回するコースを、1周で済ませようという事になりました。(なんてゆるい大会だろう。)12時スタートと言っていたのに実際にみんながスイム会場に集まって、スタートしたのは、12時15分くらい。(ほんまにゆるい大会だ。)

スイムは、湯原のダム湖を細長い三角形を2周するコースです。と言っていたのですが、実際に水に入ってみると、雨のせいでこれがとても冷たい。誰かしら、「寒いけー、1周にしようや」と水に浮かびながら言うと、「それが良い、そうしよう」と賛同する者多数あり、実際に1周回でスイムアップすることになりました。(どこまでゆるい大会なんだ!)

これだけ人数が少ないと、スイムバトルがないのは良いが、スイムで他の人の後ろについていく人がいないのも困りものです。7~8人の人が前を行くのをひたすら追いかけて、かるーくスイムアップ。バイクスタンドまで300m位あるので、そこまでウエットスーツを脱ぎながらダッシュで走る。他の人はだらだらと歩いている人もいました。シューズは勿論、バイクにセットしてあって、乗りながらシューズを履く。(そんなことしている人も少なかったと思う。)

バイクコースは前半は、ダム湖周辺の林道をひたすらアップダウンする、とてもテクニカルなコース、と言えば聞こえが良いが、実際は濡れ落ち葉と砂利でスリップする恐怖と闘いながらの、とてもスリリングなコースでした。誰かパンクをして、バイクを押している人も居ました。(スペアは常備すべきですな。)

ダム湖畔の林道を過ぎると、2車線道路を一気に下る、ジェットコースターとなります。でも雨の中、怖くてとても60kもスピードが出せない。下りが終わってからの直線で、やっとこさまともにバイクを漕げるという案配でした。この直線、40k以上のペースでかっ飛ばしてみたらとても快適でした。そんなこんなで1周回、CCを後で見たら26kの距離でした。2周回もしたら結構疲れるコースだと思いました。

 ランコースは、最初はダム湖畔を南に下る、人けのないちょっと寂しいコースです。スタートして暫くして、TODAくんとすれ違いました。ををっ、1位ではないか、流石!スタート地点に戻った時には、もう終わりたい気持ちになりましたが、あと5k、北方面(温泉街)に行かねばならない事を知り、ちょっとがっかりする。気を取り直して、ラストスパート。抜く人が居ないので、なかなかモチベーションが上がらないが、温泉街まで行くと、旅館の女将さんなどが応援してくれていて、ちょっと元気が出る。露天風呂の前の道を往復するところで、「今、3位の選手が来ました」とアナウンスしている(多分、地元商工会の)人がいて、又元気になる。へえ、いつの間に3位になっていたんだ、と思いながらのゴールイン。タイムは2時間3分。

 

 レースを終えての感想は、「これで2千円」は安い!というお買い得感と、「雨だけど面白かった」という充実感です。

 考えてみれば、湯原温泉なんて、温泉しかない、たいした観光地ではありません。でもダム湖と林道があれば、この何もない所から、こんな楽しみが得られるんだという発見もしました。とかくに政治家は、箱ものをこしらえて地域振興をしようとするが、そんなことせんでも「地域を楽しく」する方法は、いくらでもあることを思いました。

 トライアスロンって、案外、知的なスポーツなんですね。


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