このブログではちょっと役立つお金の情報を発信しています。
今日はとくに若い人が投資を始めるべき理由についてお伝えします。
ちょっと暗い話になりますが、どうかおつき合いください。
ざっと、以下の理由があげられます。
①給料が下がっている
②退職金が下がっている
③社会保険料が上がっている
④年金受給年齢が上がっている
⑤終身雇用・年功序列が崩壊している
これだけ見ても、「えっ、地獄なの?」という感じですよね(笑)
つまり投資するべき理由は、社会や経済状況の変化により、自分の働きだけでは老後に苦労する可能性が高まっているからです。
まず日本人の平均給与は下がっています。
厚労省によると、1990年代前半に470万円あった年収は、2018年には433万円まで落ちています(令和2年版厚生労働白書)。
その背景には、企業業績の低迷や終身雇用・年功序列の崩壊があります。
その一方で社会保険料は上がり続けています。
1950年代と今を比べると、社会保険料の負担は4倍にもなっています(総務省の資料をもとに不破氏が作成)。
とはいえ、保険料が上がったぶん児童手当などの給付は増えています。
また、データの取り方によっては給料は上がっているとするものもあります。
その一方、退職金も下がっています。大卒者の退職金平均額は、平成15年の2499万円から、平成30年には1788万円まで落ちています(厚生労働省の資料をもとに野村證券が作成)。
さらに年金の受給開始年齢も引き上げられています。
国民年金はもともと65歳ですが、厚生年金は60歳から65歳に段階的に引き上げられました。
今後、さらに引き上げられる可能性があります。
そのため、私の職場でも「年金がもらえるまで働くか〜」と、雇用を延長する人が増えています。
このように、この数十年で労働者を取り巻く環境は大きく変わりました。
こうした状況は今後もますます厳しくなるでしょう。
若い人はただ貯金だけしていても厳しい老後が待っています。
私たちの親世代は郵便貯金の年利が7%の世代です。今は0.001%です。
親世代は貯金だけしていれば勝手にお金が増えたわけです。
しかし、今は違います。
若い人は一日でも早く、積み立てNISAなど国の非課税投資優遇制度を使って投資を始めましょう。
親はいつまでも子供を守ってくれるわけではありません。
自分の人生や家族は、まずは自分で守るしかありません。
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