このブログではちょっと役立つお金の情報を発信しています。
今日はこれから投資してみたい銘柄を一社選び、分析してみたいと思います。企業研究ですね。
今日ご紹介するのは、アメリカのペット用品の通販会社のチューイー(chwy)です。
今、多くの人にとって、猫ちゃんやワンちゃんは家族の一員になっています。みなさまのブログを拝見していて本当にそう思います。
昨日たまたまホームセンターに行ったら、ペット用の誕生日ケーキや納豆菌入りのドックフードといったものも売られていました。時代は変わったと感じます。
ペットが家族の一員だとしたら、これからペット通販市場はますます伸びそうですね。
2019年に上場したばかりのチューイーも年々利益を伸ばしています。
以下、『教養としての投資』の著者の奥野さんの3つの分析視点を借りて、同社を分析してみたいと思います。
①高い付加価値(=社会にとって本当に必要か)
ペットが家族の一員だとすると、ペット用品や通販の必要性は高まる一方ですね。
アメリカのペット用品市場は年々拡大していて、2020年には10兆円に達するそうです。
またアメリカの2世帯に1つが犬を飼い、3世帯に1つが猫を飼っているそうです。全体の3分の2の世帯が何らかのペットを飼っているとのことです。
1988年にはペットを飼っている世帯は56%に過ぎませんでした。ペットは本当に家族の一員になりつつあるんですね。
こうなると餌やおもちゃだって何でもいいというわけにはいきませんよね。みなさまもそれぞれにこだわりをお持ちだと思います。
こうした点から本社の事業には高い付加価値(=必要性)があると言えそうです。
②高い参入障壁(=ライバルが現れないくらい圧倒的に強いか)
通販といえばライバルはアマゾンですね。
今日、アマゾンを使わない日はありません。うちの5歳の娘は最近いつもアマゾンプライムでポケットモンスター(アニメ)を見ています。
アマゾンはもはやただの通販会社ではないんですね。
そのためアマゾンとどれだけ差別化できるかがポイントになりそうです。どれだけ高い参入障壁を築けるか。
アマゾンを使わずチューイーを使う必然性がどこまであるのでしょうか。
ところでチューイーは24時間ペットの相談を受け付けているそうです。
それだけペットと飼い主に寄り添ったサービスを提供しているわけですね。
これはおそらくアマゾンにはできないことではないでしょうか。
いかにペットに特化した専門性の高いサービスを提供できるか。ここに勝機がありそうですね。
③長期潮流
世界人口が増えるとともに中産階級が増え、ペットを飼う人は今後も増えそうですね。
ペットが家族の一員になるという流れは今後も止まらないでしょう。
そのため長期潮流には適っていると言えそうです。
さて、ここまでチューイーを分析してきました。以上からチューイーに投資する価値はありそうな気はします。
ただやはりアマゾンとどこまで差異化できるかがポイントになりそうですね。
アマゾンのようにただ荷物を届けるだけでなく、ペットと飼い主にどこまで寄り添ったサービスを提供できるか。そこがポイントになりそうです。
またチューイーの他にもペット用品のネット通販をおこなうライバル企業は複数あると思います。やはり参入障壁というところがネックになりそうです。
今後もさらに調べて長期投資するか決めたいと思います。