幸男は昔から優柔不断な男と彼に見られている。・・・ 2015-08-13 22:45:41 | 小説 幸男は昔から優柔不断な男と彼に見られている。伝言板には退屈な日の暇つぶしくらいにされている。店内は他に一人、二人ぽつりと客がいるばかりだ。幸男は格好のカモにされているのを知っていて、自分でも情けないほど席を蹴って立てない。彼の多弁癖に流される外ない。 (つづく)