幸男はテレビの海景をすがるように見つめた。 2015-11-03 18:09:40 | 小説 幸男はテレビの海景をすがるように見つめた。言えば自分に正直でない夏子のイメージが昔から染みついていて、虚言癖には嘘で対抗してやったのだ・・・・・・潜在意識にあったかも知れないが、しかし人間についてこの歳まで深く考えたこともない。中山理恵を夏子がかぎつけているとしたら?・・・・・・・。 (つづく)