50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

つぶあん派からこしあん派へ

2015-11-08 20:05:59 | 小説
ずっと、つぶあん派でした。あのあずきの原形がわかる皮と少し固めのあん。しかしここのところ歯のすき間にひっかることもあり、スムーズなこしあんに魅かれつつあるところです。

独り旅の方がどれほどかつらい目に会っていたでしょう。

2015-11-08 20:01:31 | 小説
独り旅の方がどれほどかつらい目に会っていたでしょう。
「シャワーして着がえてきます」
と敏彦が嬉しい声を残して離れていった。
岬ホテルで、二人は予定通り、まるで優秀なシナリオのテレビドラマに出演中だ。それが今ふっと崩れかかる。

(つづく)