50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

一分ほどの間見つめあい、そして・・・

2015-10-05 20:25:35 | 小説
一分ほどの間見つめあい、そして別れだ。タクシーがそろりと走りだして、幸男はエンジニア風に頭を垂れている。テレビで会えます。
「さようなら」
「さようなら」
と理恵は喉をつまらせて言った。

(つづく)


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