50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

演技を終えたタレントの口調を意識して後、・・・

2015-10-02 20:01:15 | 小説
演技を終えたタレントの口調を意識して後、遠い記憶の岬の抱擁しあった面影が思い浮かんでくるのだ。窓に身を傾けるようにして囁く風に言った。太鼓も宴会もなぜか消えている。
「私のわがままから・・・・・・」
「気にしないで。ふるさとの空気を思う存分楽しんでいってください、それだけでぼくは嬉しい」

(つづく)


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