建国記念の日(11日)は昼間から良い天気が続き、PODの上に載っている雪を綺麗に払って夜に備えた。 さて、夜8時より開始となったが、雲が意外と多く雲間を衝いての観望となる。 PODのシェードを解放して直ぐに観望に掛かるのだから余り良い像は望めないが、オリオン座β星、ζ星、η星、一角獣座β星、双子座α星、38番星、獅子座γ星、そして大犬座α星と先ずは冬空の代表的な重星を鑑賞して廻る。シリウスは滅多に無いほどの綺麗な像を見せてくれたが分離等は無理であった。 仮に分離が出来ていようとも、現在、私の眼は乱視が酷くて厳しい重星は全く駄目なのである。 そんな眼になってしまっているので、当夜の画像でわかる様に、POD内も直ぐ近くの小屋や街路灯も照明は点けっぱなしでの観望である。(如何でもよくなっているのかも・・・)
尚、POD内の照明色はピンク色と来たもんだ。(^^; 重星の次は大分高度を上げて来た木星を見る。 大赤斑が見えていたが、相変わらず淡いと感じた。(今シーズン初木星)この日の機材は西村製20㎝F9ニュートン鏡だが、高倍率は無理で200倍が限界の空。 アイピースはペンタックスXL14,XW10,が殆どであった。 久し振りの木星を目にしたが、本当に眩しいと感じる(乱視も手伝っているのだろう) 午後10時10分に終了したが、この夜は気温も高めで身体は随分と楽であった。 次回は鏡筒をTOA130に入れ替えてみようかと思っている。 と云うことで平成28年の星見はスタートを切った。