人間の死とは「元気でぽっくり」

先日、私の生まれてたふるさとに行って来た。
勿論ご先祖様のお墓参りもやって来た。
母親は 私が１３歳の時に無くなった。
数年後、父親は中風を患って１０年位寝込んだ。
嫁さんが父親の看病をしてくれていた。
父親は私の家に佐藤家の養子として迎えられた。
養子の父親が来た時は我が家は明日のお米さえ無かった暮らしだったみたいでした。
父親は大工として真面目にコツコツと働き我が家を成長させてくれた。
佐藤家として盛り上げて学校や、神社等の建築で棟梁として集落の信用も得るようになった。
お墓参りでふと、気が付いた事で今日は報告します。
父親の戒名が位の低い名前が付いていたからである。
多分、父親の闘病生活が長く兄嫁が世話をしていた為に兄は兄嫁に頭が上がらなかったのではないかと想像した。
確かに１０年の闘病は永すぎた。
兄嫁は子供の世話から父親の下の世話まで忙しかったと思う。
子供の私は東京で何も解らなかったが２３歳の時に田舎にかえったが父親を動物みたいに粗末に扱っている兄嫁を見た。
元々きつい兄嫁だったが私は男の子と兄嫁と言う関係でそんなに気にならなかった。
今回の戒名が粗末な戒名と言う事がすごく心を打たれた。
貧乏の家に来て、佐藤家を立派に立てなおした父親が病気の為に動物扱いされて死を迎えたと言う事が悲しかった。
私も人間の一生を考えた。
病気で永く闘病生活はしたくないと思う。
人間、「元気でぽっくり」が一番良い。
さて、今日も元気で働きます。