聖書 申命記34章1~8節
題 「モーセの最期」
エジプトを出たイスラエルの民は、荒野での40年間の生活の後、モアブに行きます。カナンの地はもうすぐです。カナンとの境にネボ山、すなわちピスガ(頂上という意味)山があります。そこに上るとカナンの地を一望できるのです。モーセはそこに登り、カナンの地を眺めます。
しかしモーセはカナンの地に入ることは出来ないのです。モーセは「主の命令によってモアブの地で死んだ」とあります。これは神様の口によって死んだということですが、神様と口付けをして死んだという意味でもあります。神様はエジプトを出る時に「私はあなたと共にいる」と言われましたが、モーセの最期まで共におられたということです。
モーセはカナンの地に入ることが出来なくて最期を迎えました。それが神様の摂理であったし、モーセにとってもそれは悪いことではなかったのです。約束の土地に入ることを望みつつ最後の日まで歩んだのです。私たちも、キリストの日を待ち望みつつ、地上での歩みを全うするのです。
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