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Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

『ANGELUS』 MILTON NASCIMENTO

2006-03-28 | NO MUSIC, NO LIFE
ポルトガル語の先生から紹介してもらったブラジリアン・ミュージックの中に聞き覚えのある名前が・・・10年くらい前に手に入れてよく聴いていたあのCDダ!家に帰って探してみたらアリマシタ!ミルトン・ナシメントの『アンジェルス』。先生の話やCDの解説やムジカ・ロコムンドを読んで、ブラジル音楽の巨匠だったことが今、ヤットわかりました。

『アンジェルス』の感想は・・・表現するのが難しいのですが,「あるがまま、自由で自然な、鼻歌にも似た、人生を語るように、渾然一体となって、音がゆらぐ」っといった感じです。すごく落ち着く~、ふぅ~、肩の力が抜けていく~

調べたところ、ミルトン・ナシメントはミナスジェライス州出身で「ブラジルの声」「ブラジルの心」と呼ばれて愛されている存在。ミナスジェライス州はリオの内陸に位置していて、山に囲まれた赤土と草原の地で鉱物資源が豊富に取れ、ゴールドラッシュが何度もあったのでいろいろな人々が集まってきた土地のようです。アフリカ文化(奴隷として連れてこられた)、カトリック教会から響くヨーロッパ文化、インディオの文化が交差する十字路的な場所で、それらの文化が入り交じったミナス特有の音楽が育まれ、その具現者がミルトン・ナシメントだといわれているようなのです。ふむふむふむ。。。ミルトンがリーダーとなって、ミナスの音楽家たちが「街角クラブ」というコミュニティーを作っていたそうですよ。う~ん、なんだかおもしろいっすね!

『ANGELUS』は24作目のリーダー・アルバム。今、あらためて、ミルトンの初期作品を聴いてみたいと思っています。なんだか、10年前の自分と今の自分が一本の線で繋がってきている・・・なんだかちょっと嬉しい今日この頃。

参考文献:『ムジカ・ロコムンド』 ←当ブログ*紹介記事*こちら
コメント
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