これは名作!アルゼンチンの映画『BOMBON』。さえないおじさん役のファン・ビジュガスの目で語る演技も素晴らしいのだが、ボンボン(犬)役のグレゴリオ君も目で語ってます。「毎日を丁寧に生きていくことが大切なのネ~。そこから生まれる幸せの種を大事に育てていかなくっちゃ!」と立ちかえれる映画でした。どこかユーモラスで、自然と口角が上がっちゃいますよ。
『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督作品『恋愛睡眠のすすめ』も私の中でヒット!映像がオモシロイ&カワイイ。話の内容はもどかしいのだけど、コラージュぽい展開が好みです。主演のガエル・ガルシア・ベルナル(メキシコ出身)も大注目!なのです。HPも楽しいよ。
非常に感動した映画が『歌へ!フィッシャーマン』。ノルウェー最北端の街ベルヴォーグに90年続く男性合唱団の、歌と人生のドキュメンタリー映画です。最高齢96歳、平均年齢60歳の計30名からなる「ストランド・ボーイズ」。一生懸命働いて、一生懸命歌う。歌と人生をこよなく愛する人々が響き合って生まれるシンフォニーは本当に素晴らしい!そして舞台は、ノルウェーの豊かで厳しい自然。力強く、幸せを感じて生きていく人たち。心の芯の部分に染みわたる映画です。