島倉千代子さんが逝かれて4カ月、世間ではほとんど話題にはならなくなった(だろうと思う)今あえて書いてみようと思う。
小学校低学年のころ、友達と近所の空き地や路地を走り回っていた時、小さな町工場のラジオから流れてきた「からたち日記」が島倉千代子という歌手のマイファーストメモリーのような気がする。小学校に入ったばかりの洟垂れ小僧にはその歌詞の意味が解ろうはずもなく、ただ、お声の美しさとメロディーの物悲しさだけが記憶に留まったのだと思う。
2012年まで大阪市役所の昼休みにお千代さんが唄う「小鳥が来る街」という曲が流れていたそうだ。昭和39年に大阪市が、市緑化100年運動の開始を記念して制作された曲で、約半世紀の間休まずにお千代さんの声が流れていたということになる。
ところが2013年からあることがきっかけで流されなくなったそうだ。理由は・・・書くのも面倒なので関心のある方は各自お調べ願いたい。
この曲は昭和39年にレコード化されていて、舟木一夫さんの「青春の大阪」という曲とカップリングされている。当時としてはずいぶんと豪華な顔合わせだったことだろう。