前回(25番播州清水)巡礼から約5カ月、「あわてずに、ていねいに」とはいえ少々間があき過ぎ。我ながら呆れてしまう。青春18切符が使える期間に何箇所かの札所を巡ってみようと清やんと相談する。
この日は喜六、清八コンビが新大阪駅9時24分発播州赤穂行新快速で播州へ。姫路に10時33分に着き、ここから神姫バス、社(やしろ)行に乗車、30分ほど揺られて一乗寺バス停下車。
受付で拝観料を納めて進もうとするも山門が見当たらない。山寺の証である三箇所の石段を登る。二つ目の階段を登ったところに国宝三重塔があり、まことに姿かたちが美しい。
最後の石段を登ると正面に本堂が現れる。ご本尊に御参り納経、御朱印をいただく。奥の院へ参詣しようと本堂の裏手へ廻るが、先の台風で被災したとのことで通行止めに。奥の院への参詣はあきらめ一乗寺を後にする。
帰路は法華口から北条鉄道とJR加古川線を利用して加古川へ出て名物の「かつめし」とやらを食してみようとバス停で法華口方面の時刻表をみる。30分ほどの待ち時間があり、バス停前の茶店で清やんはたぬきそば、喜六はきつねうどんをいただく。山中の寺の前で狐と狸の化かしあいか、と顔を見合わせニヤリ。
バスで法華口まで15分、北条鉄道の駅前につくと思いきや、バス停から駅舎が見えない。バスの運転手さんに駅の方角を訊ねて約300mを歩く。北条鉄道ワンマン電車に乗り、終点粟生駅でJRに乗換え加古川へ。長閑な田園地帯を走る車中で一息。
加古川へ到着後、駅の観光案内所で「かつめし」のおいしい店を訊ねる。案内所の人は「たくさんのお店があるので何処がおいしいかとは教えられませんが、私の好きな店は○○です」と回りくどいお答え。教えられた店を探すも見当たらず。適当な店に入り、「かつめし」を食す。ご飯・とんかつ・デミグラスソースの味は予想の域を超えず。しかしながら満腹感は大関級であった。カロリー過摂取。夕食は軽めにして一日の総カロリーを調整した。(苦笑)
札打 2013.8.7
法華山 一乗寺
宗派 天台宗
創建 白雉元(650)年
御本尊 聖観世音菩薩
開基 法道仙人
御詠歌 春は花 夏は橘 秋は菊
いつも妙なる 法の華山
ところで神社仏閣の手洗舎の水は、龍の口から流れ出ております。で、一般の家庭では蛇の口から水が出てきます。じゃによって、まんざら毛嫌いするもんでもないようです。が、「長いのん」はやっぱり・・・・。