とかくに人の世は・・・

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  nob

夏は来ぬ

2013年06月04日 | 好きな音楽・歌

 

 

♪おうちちる、川べの宿の~

「おうちちる」、長い間意味がわからずにいた。

楝・・・センダン科センダン属の落葉高木の栴檀(せんだん)の古名。5~6月頃に薄紫色の花を咲かせる。
                        

「おうち」は栴檀のことだけど「栴檀は双葉より芳し」の栴檀ではないという。

 「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は白檀のことだと。すなわち楝の栴檀は双葉より芳しくないということ?

ちょっとわかりにくい。


 山上憶良さんが詠んだ歌に「妹(いも)が見し、楝(あふち)の花は、散りぬべし、我が泣く涙、いまだ干(ひ)なくにも」というのがあった。
 
 妻を亡くした大伴旅人さんの心情を詠ん歌だそうだ。旅人さんはいい友をもったものだ。

 「夏は来ぬ」を作詞した佐々木信綱さんは、憶良さんのこの歌も意識していたのだろうか。
 


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