元日の新聞記事から
天皇陛下が新年の感想
天皇陛下は年頭に当たっての感想を宮内庁を通じ文書で発表。東日本大震災から間もなく5年の節目となることに触れ、避難生活を送る人々を案じ、「寒さの厳しい冬を健康に十分気を付けて過ごされるよう、そして、被災地域の復興が少しでもはかどるよう、願っています」とつづった。
戦後70年の節目だった昨年を「多くの人々が先の戦争に思いを致した一年でした」と回想し、「新年を迎え、改めて国と人々の平安を祈念します」と記した。また、日本が災害を受けやすい環境にあるとして、「今年も日本人一人ひとりが防災の心を培うとともに、お互いが気を付け合って、身を守る努力を続けられることを心より希望しています」とした。
天皇、皇后両陛下は1月26~30日、太平洋戦争の激戦地だったフィリピンを公式訪問する。同国訪問は皇太子夫妻時代の1962年以来で、即位後は初となる。今年は同国との国交正常化60周年に当たり、友好親善を主目的とした訪問だが、両陛下の意向で日本政府が建立した「比島戦没者の碑」を訪れ、フィリピン側戦没者の慰霊も予定されている。戦後70年の節目だった昨年のパラオに続く、外国での「慰霊の旅」となる。
毎年恒例の地方訪問としては、6月に長野県で全国植樹祭、9月に山形県で全国豊かな海づくり大会、10月に岩手県で国民体育大会がある。震災後初めて東北3県で開催される国体となる。
天皇陛下は2012年の心臓のバイパス手術後、大きな健康上の問題はないが、昨年12月の記者会見で、年齢を感じることも多くなったと述べた。皇后さまは昨年、心筋虚血の症状が確認され、強いストレスなどが要因とされた。宮内庁は、公務自体の削減は両陛下の意向もあって難しいが、公務の時間短縮などの見直しを図り、私的旅行や静養の機会を増やすことも検討するとしている。
1億総活躍へ「挑戦の1年」=安倍首相年頭所感
時事通信 1月1日
安倍晋三首相は1日付で2016年の年頭所感を発表した。
新年を「1億総活躍元年の幕開け」と位置付け、名目GDP(国内総生産)600兆円や希望出生率1.8などの目標実現に向け、「未来へと果敢に挑戦する1年とする」との決意を示した。
首相は、5月に開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の議長国を務めることなどについて、「日本が世界の中心で輝く1年だ」と強調。不透明さを増す世界経済やテロとの戦いなどに対し「しっかりとリーダーシップを発揮していく」と表明した。
首相は夏の参院選などを控え、「築城3年、落城1日。政府には常に国民の厳しい目が注がれている。さらに高い緊張感を持って当たる」との方針も示した。
陛下は本当に憲法を大切にし、守っておられます。
第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面につい て、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
日本国民として両陛下を誇りに思います。
日本国民を代表して行かれるのだと思っています。
まさに象徴ですね。
それにしても首相の年頭所感は・・・・。ですね。