捨ててこそ

 

平成26年もあっという間に二月となった。時間の進み具合が年々加速されるように思う。

アラ還ともなるとその実感度は増すばかりである。本掛帰りもすぐそこに見えてきた。

ぼちぼち身のまわりにあるモノの整理を始めようと蠢きはじめた。「断捨離」とまではいかないけれど、不要なもの（自分にとっては不要というには忍びないが）を思いきって捨てることにした。

初めてのパソコンMac　Paforma、ワープロのoasisをリサイクルに出した。二つともに思い入れがあり20年近く残しておいたものだ。oasisは仕事に、Mac　Paformaは趣味にとずいぶん役に立ってくれたが感謝をもってサヨナラした。

書架や収納を整理しているが、なかなか進まない。一つ一つのモノに思い出や記憶が蘇って、作業が止まってしまい取捨選択に時間がかかってしまう。

そんな中に懐かしい2枚組ＬＰレコードを見つけた。高校の時、無けなしの小遣いをはたいて買った本田路津子さんの「フォーク全集」　路津子さんの透き通るような声に惹かれ、それこそレコードの針が擦り切れるほど聴いたものだ。路津子さん、今はおもにゴスペルのコンサートをされているらしい。今でも綺麗な声をしていらっしゃる。

今昔を聴き比べてみた。

閑話休題。もうこの歳になるといろんな欲もほどほどになり、生活の痩身を進めていくのが自然の成り行きなのかと。

捨ててこそ・・・と思いながらも執着はぬぐえきれず。

まだまだ整理の道のりは遠い、とおい。あ～やっぱり凡夫だわ。