ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Live At The Warner Grand Theatre (2011) / Bill Tapia

2011年リリース、"世界最高齢のプロ・ミュージシャン"ビル・タピア翁の3枚目のライヴ盤(本国アメリカでは二枚目)。Paniolo Productionsからのリリース。ジャケットでビル翁が抱える深紅のテナー・ウクレレはホノルルにあるLymana Ukuleleというウクレレ工房が制作した"ビル・タピア・モデル"のテナー・ウクレレ(BILL TAPIA'S RED UKULELE )。

本作は2007年11月18日にカリフォルニア州サンペドロのWarner Grand Theatreで開催された、ビル翁の100歳をお祝いするバースデイ・コンサートの実況録音盤。会場の1500席は満員の観衆で埋まったという。ビル翁のウクレレとヴォーカルに加え、演奏メンバーはEarl Allen(guitar), Frank DeVito(drums),Kristian Korb(bass & vocal)というジャズ・シーンのメンバーにバックアップされ、今回もジャズ・スタンダードやハワイのハパ・ハオレをスインギーに聴かせている。ゲストにAbe Lagrimas Jr.(ゲスト=ビブラフォン on トラック5.)が参加。

01. My Little Grass Shack in Kealakekua, Hawaii    
02. East of the Sun (West of the Moon)
03. Crazy
04. 'Deed I Do
05. The Nearness of You
06. All of Me
07. Manuela Boy
08. Perdido
09. I'm Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter
10. I Want to Learn to Speak Hawaiian
11. It's a Wonderful World
12. Oh, Lady Be Good!
13. Happy Tappy Birthday
14. Young at Heart

2010年2月10日、アロハタワー・マーケットプレイスで開催された「一夜限りの4大巨匠ウクレレライブ〜UKULELE LEGENDS IN CONCERT」に出演予定だったが体調を崩し、急遽インターネットでの遠隔出演となった際の映像が日本でリリースされたDVDに残っている。そして本作がリリースされた同じ年の年末、2011年12月2日、スヰング・ウクレレの巨星ビル・タピア翁は103歳で大往生を遂げた。104歳の誕生日を迎える1か月前の事であった。

スリーブの内ポケットにブックレットが付属している。

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